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2008年から2009年8月にかけてご相談させて頂いていたプルメリアです。
すっかりご無沙汰になってしまいました。
実は、今日の午後2時過ぎに母がとうとう旅立ちました。
最期は安らかに苦しまずに、静かに息をひきとりました。70歳でした。
卵巣がんが発見されたのが、2006年10月。
それから手術して再発を2回。2度目の再発のときは、イリノテカン、タキソテールなどを試しましたが、どれも合わず、体力を消耗しました。最後だと言われた、当時承認されたばかりのドキシルを始めたのが、去年7月。3回目くらいでやっと効果が認められたのもつかの間、直後に体調が悪化し、11月に多臓器不全になり、血小板が1万(通常は36万くらい?)にまで減少し、医師からあと数日と言い渡されました。
しかし、母は点滴治療を止めてから、奇跡的に意識を取り戻し、元気になって自宅に戻ってきました。
これには医師も看護師も病院中でびっくりされたのを覚えています。
意識もクリアで車椅子で近所を散歩し、桜の花を一緒に見たり、日なたぼっこしたり・・・・
その後、5月に腹水が認められ、腹腔内に転移しているのだろうということで、マーカーも400以上に上昇。3日に一度は通院して腹水を4〜5リットル抜いてもらっていました。
そのうち吐き気も催すようになり、吐物に緑色の液体が出てくるようになったのが先週あたりからです。医師の話では腸閉塞を起こしている可能性が高いとのことで、もうなすすべもなく、最後はオプソ(モルヒネ系の薬)を処方してもらって、たびたび起こる息苦しさや吐き気をまぎらわしていました。
最期は家族全員に看取られ、しかも自宅で安らかにいくことができた母は幸せだったと信じています。
このサイトでこれまで多くの方に助言、励ましの言葉を頂き、本当に感謝しています。
思えば、病気が発覚した2006年からずっとこのサイトをチェックしていて、どれだけ心強かったかわかりません。
このサイトを作られたすずき様には特に感謝しております。
そして、卵巣がんと今も闘っている皆様、心から応援申し上げます。
ありがとうございました。
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