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鈴木さん、皆さんお久し振りです。確か昨年の夏以来だと思います。卵巣癌のIIICと告知され、辛い治療を続けてやっと経過観察にまで辿り着いて ここの掲示板で良い報告をさせてもらった数ヵ月後でした。歩いていると目が回るような眩暈がするようになり、だんだん真っ直ぐに歩き辛くなってきました。卵巣癌の方は画像に写る物は無く、腫瘍マーカーもCA-125が11で問題は無いように思われました。しかし、それから1ヶ月後腫瘍マーカーが少しつづ上昇を始めましたが、大した数値ではなかったので主治医も「ホルモン療法とか・・・」くらいな感じでした。しかし、私は過去に卵巣癌とは別に脳腫瘍をやった経験があったので、そちらが気になり脳神経外科を受診しました。すると・・・MRI検査の結果、小脳に3.5cmの腫瘍がありました。脳外科の医師は「新たな腫瘍とは考え難い・・・卵巣癌からの転移性脳腫瘍だろう」との診断でした。一瞬にして地獄に落ちて行くような気持ちでした。
今回の私の症例は大変珍しい物らしいです。頭以外の場所には画像に写る、肉眼で確認できる腫瘍がどこにも無いのです。脳外科の医師は「治療の過程で脳に転移して、体には抗癌剤が効き治っていったが、脳には効かず腫瘍がだんだん大きくなってきた・・・」のような見解でした。どちらにしろ本当に運が良かった。完全に心が折れてしまっている私に、脳外科の医師は「まだ大丈夫だ、手はあるぞ!!諦めるな、僕を信じて一緒に頑張ろう・・・」そう言ってくれました。職場にまた元気な姿で復帰したいと言う私に、その医師は「絶対 職場に戻してやる・・・」そう言ってくれました。
しかしその直後、食事も取れなくなり急変・・・緊急手術・・・当日の記憶は断片的にしかありません。でも・・・私・・・今元気です(^^)v奇跡だと言われました!!
普通の生活に再び戻りました。小脳の腫瘍はすかっり手術で取ることができて、その後放射線の全脳照射を行い、つい先日「今回の脳腫瘍からの再発、転移はもう無い・・・!!」と言われました。しかし見える癌が無くても、腫瘍マーカーCA-125が一桁でも脳に転移した事は事実ですから、現在またまた化学療法開始となりました。
でも今回は「地固め」です(^^)vまた奇跡を起こすことができました。婦人科の医師達との出会い。脳外科の医師との出会い・・・全てが奇跡です。
「小脳に転移して こんなんに元気になった人と始めて会った・・・」何人もの医師に言われました。きっと私には、まだまだ何か使命があるのでしょう。おかげ様で退屈な日々を過ごしています。
私に奇跡を起こしてくれた人達に心から感謝します。そして「諦めなければ 必ず願いは叶う」ですよ(^^)v
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