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... りんご 07/6/1(金) 1:52
... すずき 07/6/1(金) 21:48
... りんご 07/6/2(土) 21:45
... すずき 07/6/2(土) 21:57
... りんご 07/6/4(月) 7:00
... すずき 07/6/4(月) 9:51
... かず 07/6/2(土) 11:57
... すずき 07/6/2(土) 21:27

厳しい状況です
 りんご  - 07/6/1(金) 1:52 -

引用なし
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   すずきさん、みなさん、こんにちは。

しばらく書くのも見るのもご無沙汰していました。
3年前の年初に実家の母が卵巣がんとわかり、術前化学療法のあと4月に手術、
卵巣と子宮はとったものの、病巣が認められる直腸周辺と大網はとることができませんでした。
その後、休薬期間なしにTJ療法→経口エトポシドとシスプラチン、
どちらも効き目が出ましたが、その期間は短く、CPT-11とMMCを考え始めたころ、
癌性胸膜炎のためと思われる胸水の貯留がでてきてしまいました。

とにかく入院嫌いの母ですので、治療の途中からは通院での化学療法をしており、
胸水のときもはじめはそのノリで通いで水を抜いてもらっていましたが、
たまり方がどんどん早くなり、結局3月に入院して管を通してブリオマイシンを入れることで、
たまらなくなりました。
ですが、その入院以来体力が落ちてしまい、また、はじめたCPTも奏功していないのか、
また腹水などお腹のほうに来てしまいました。
入院中に医師のアドバイスもあり、訪問看護と介護保険の手続きをとったそうです。

もともと痩せている方でしたが、いまは少しも飲食できなくなり、ほとんど骨と皮になっています。
お腹の手術痕から膿のようなものが出だしていたのですが、これはガン組織が成長して腹の方まででてきたためで、
とうとう週末からは便がでるようになりました。
自然にできた人工肛門みたいなものです。パウチを貼っています。

痛みも出ていて、ようやく痛み止めをもらうようになって少しは楽に過ごせるようになったみたいです。
これまでも愚痴らせてもらったことがあるのですが、
同居の父と妹は病気に関して無知で勉強もしないので、癌性疼痛というものがわからず、
ただ母が背中がイタイイタイというのをせっせとさすっていたのです。
食事も通らないのを特になにかするわけでもなく、母が食べれそうというものを用意してみるだけだったようです。
私は1歳半過ぎの子どもを持って遠方で暮らしていて、常に様子がわからないでいるのですが、
そんな状態なのに、母は2階に布団を敷いて妹と寝ていて、
起きているときは応接セットの隙間においたこたつでクッションにもたれたり、うつぶせになったりしていたようです。
本人によると、夜も2時間寝られればよい状態だったそうです。

先週末に帰省したときにこの状況に愕然とし、介護保険を使ったベッドレンタル等をもろもろを手配してきました。
痛み止めもはじめの弱いものは効きが悪かったので、様子を医師に報告して変えてもらい、
今はうまくコントロールできています。

胸水での入院以降もともと定期的に訪問看護を受けるようになっていたので、
とりあえず、ブドウ糖点滴を毎日してもらっています。
母は点滴も入院も嫌がるので、主治医は選択肢から除いていたようです。
しかし、母は今までとても前向きに闘病してきて、いまの状況もどこまで把握できているのかどうか・・・
痛み止めが効いて不眠も解消してきたことで、改善しているとすら思っている様子です。
そのうちお腹の穴もふさがって食事もできそう、なんてことまで言うのです。
医師からは、もう週単位で考えた方がよいと言われているのに。

とーっても前置きが長くなりましたが、現状と母の認識との乖離に、どうしたらよいものかわからなくなっています。
このまま、母に希望を持たせて悪化を眺めるのか?もっと母自身、本当の意味での選択をすべきでは?
だんだんに状況を伝えて(うすうす感じているかもしれませんが)悔いがないように穏やかに過ごしてもらう方がよいのでは?
知らせたところでかえって悪い状況にならないか?
などなど。

あとは、栄養不足も気になります。
いまは気休めのブドウ糖点滴です。医師からは高カロリー輸液も打診されましたが、
おそらく医師自身が「もうこれ以上の処置をするよりは残りを有意義に」という考えで、
導入には母の嫌いな入院が一時的に必要なこと、母の点滴嫌いもあって、
却下されたようです。
が、母はなにぶん現状をわかっていない部分がありますから、入院・点滴という表面的なキーワードだけではなくて、
メリットデメリット説明した上で選択した方がよいのではと思っています。

長々ヘビーな内容の投稿でごめんなさい。
だんだんよくわからなくなってきたので、ここでお話してアドバイスをもらいたいと思ったのと、
書くことで冷静に自分の思いを見つめてみようと思いました。

Re(1):厳しい状況です
 すずき  - 07/6/1(金) 21:48 -

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   ▼りんごさん:
お久しぶりです。
残念なことに大変厳しい状況になっていますね。
お母さんを含めご家族も現状を正確に理解されていないと
思われますね。
ここままだと家族には看護が凄く負担になるし、本人も辛くなると
思われますね。現状を正確に伝えて、緩和病棟を奨めるのが良いのではと思いまする
緩和病棟(ホスピス)と云うと、治療もしなくて最後を、痛みを緩和してくれる所と一般に
とられますが、病院に併設されていますから、今まで通りの治療も受けれます。
何よりも人間らしい生き方をすることが大事です。
自分の家のように、家族と一緒に生活出来るところもあります。
あまり時間の余裕は無いように感じます。
よく話し合われることをお奨めします。

Re(1):厳しい状況です
 かず  - 07/6/2(土) 11:57 -

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   すずき様

私の家内も昨年2月に手術しましたが、明細胞腺癌2cということで、
7月から化学療法にはいりましたが、効き目が無く今現在在宅にて
痛み止め、吐き気止めの薬を定時間に座薬でいれている状態です。
本人は一日中夢うつつの状態ですが、意識をはっきりさせると、痛みも
感じて来るのではないかということで、血中のCaを下げる薬は打って
おらず、後何日もつか解りませんけどそれまでは精一杯看病をして
あげたいとおもっております。
この掲示板では色々と勉強させていただきました。
有難うございました。


尚、抗癌剤認定制度が遅れた日本に生まれたことを不運と思って
このお便りを閉じさせていただきます。
本当に色々なかたに教えていただき有難うございました。
最後となりましたが、この掲示板に投稿、又は、読んでおられる方たちの
一日も早い御回復を祈念いたします。    かず

Re(2):厳しい状況です
 すずき  - 07/6/2(土) 21:27 -

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   ▼かずさん:
大変に残念ですね。一時期抗がん剤も奏功してマーカーも下がったのに
こんな短期間にそれほどに進行してしまったとは、誠に残念です。
奥さんは可能な限りの抗がん剤を試し、精一杯闘ってこられました。
せめて痛みからは解放するよう最大限の努力をしてあげてください。
罹病されたからの献身的なご主人の看病、心遣いには敬意を表します。
少しでも長く心の繋がっていることをお祈り申し上げます。

Re(2):厳しい状況です
 りんご  - 07/6/2(土) 21:45 -

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   ▼すずきさん:
>▼りんごさん:
>お久しぶりです。
>残念なことに大変厳しい状況になっていますね。
>お母さんを含めご家族も現状を正確に理解されていないと
>思われますね。
>ここままだと家族には看護が凄く負担になるし、本人も辛くなると
>思われますね。現状を正確に伝えて、緩和病棟を奨めるのが良いのではと思いまする
お返事ありがとうございます。
先週は一度うちに戻りまして、また週末の今日に実家に戻りましたが、
本人の意識レベルもかなり低下し、往診の医師の話では数日、今晩か、ということです。
入院嫌いの母ですので、このまま在宅になりそうです。

>あまり時間の余裕は無いように感じます。
>よく話し合われることをお奨めします。
もう少し母の本心を聞きたく思っていましたが、私の満足のためだけだったかも知れません。
先週、ベッドを入れて痛みをコントロールしてもらうようにできたので、
それまでよりは少しは楽になったと信じたいです。

▼かずさん:
奥様、大変なご様子ですね。
今年に入っての母の不調以来、しばらくここのHPをのぞいていませんでしたので、
かずさんのここでのお話を存じずに申し訳ありません。
かずさんと同じく、すずきさんのHPが私の心の救いになったことがこれまでどれだけあったか。
ですが、この投稿は私が私の母への思いを、これまでHPだけではありますが、
お世話になったすずきさん、そしてみなさまへ書かせてもらったものです。
どうか、かずさんの、奥様への思いはまた別にお話の場を設けていただければと存じます。
お気を悪くされたらごめんなさい。

Re(3):厳しい状況です
 すずき  - 07/6/2(土) 21:57 -

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   ▼りんごさん:
本当に悔しいですね。生あるものはいつかが
あるのは仕方が無いことですが。
お母さんの手をしっかり握ってパワーを
送ってあげてください。

Re(4):厳しい状況です
 りんご  - 07/6/4(月) 7:00 -

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   ▼すずきさん:
日曜の明け方、母は息を引き取りました。
うちで父に看取られました。まだ50代でした。
呼吸がだんだん浅くなり、間隔が空いて、そのままという眠るような様子でした。
先週までは助けを借りながら階段で2階にもいけた母です。
家族に負担をかけない母らしい過ごし方だったと思います。

患者の娘という立場でしたが、すずきさん、みなさんにはいつも励ましていただきました。
母にも「山登りの好きなおじさんのホームページ」として、有効な治療の話題や母と同じように頑張っている方のお話をしてきました。
どうもありがとうございました。

追伸;
自身の担当分野は少し違いますが、私は医薬品や化学品を扱う企業に属する研究者です。
研究分野では、癌組織そのものではなく、癌幹細胞といって癌細胞のもとをやっつける薬も研究されています。
抗がん剤の研究はきっとこれからもっと進むと思っています。

Re(5):厳しい状況です・・・どうか安らかに!!
 すずき  - 07/6/4(月) 9:51 -

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   ▼りんごさん:
まさかこんなに早くお別れも時が来るとは!!
さぞご家族の皆様はお力おとしのことと推察します。
前向きに闘ってこられたお母さんなのに残念でなりません。
最後が痛みもなく苦しまずに、好きな家で家族に囲まれて
旅たたれたことが幸いです。
今頃は、癌の苦しみから解放されて、ご家族の皆さんを
天国より暖かく見守られておられることと思います。
長いようで短かった闘病でしたが、皆様の献身的な看病に
敬意を表します。
りんこさんもお体にはお気をつけて、癌治療薬の開発に精進いただければ
ありがたいです。
これからも時々ここに来てご指導をお願いします。

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