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わらべさん,はじめまして.妻が漿液性線癌で6年ほど治療しております.
すずきさん,みなさん,こんにちは.
わらべさん,お母様のことではさぞかし不安なことと思います.
ただ,元気に仕事されているのはとても良いことですね.
治療も大事ですが,日常生活を取り戻すのはもっと大事ですから.
まとめられませんが,つらつら書いてみます.
▼わらべさん:
>CA125 術前:794 1クール中:43.9 今回:10.5
>CEA 術前 21.14 1クール中:14.2 今回 7.7
マーカーの推移を見ると治療がとてもうまくいっていると思います.
治療後の低下率は予後因子ですからひとまず安心です.
>ガンの進行に合わせマーカは比例すると(類内膜や漿液性)思いますが、
>逆は必ずしも比例しない?
794->43.9と約20分の1になったのに
43.9->10.5と約4分の1にしかなっていないから
不安なのでしょうか? (違っていたらすみません)
1次関数的な比例ではなく,どうやら対数に比例するようです.
(皆のマーカページのY軸参照.対数は音の大きさの○○ホーンの計算等に使う関数)
少々数学的になります_o_ 検査間隔は同一と仮定して計算します.
お母様のCA-125の対数値(log:底10の対数)はそれぞれ
log(794)=2.89
log(43.9)=1.64
log(10.5)=1.02
検査間の変化率は
2.89/1.64=1.76
1.64/1.02=1.60
CEAは
log(21.14)=1.32
log(14.2)=1.15
log(7.7)=0.88
変化率は
1.32/1.15=1.14
1.15/0.88=1.30
(変化率が1.30は半分になったことを意味します.1の場合は変わらずです)
正確な検査間隔が?なのであくまで目安ですが,順調に低下しているように見えます.
表計算ソフトをお持ちならY軸を対数表示のグラフにするとわかりやすいと思います.
CA-125の血中濃度の半減期は約3週間(CEAに関しては無知です)のようですから,
すぐには
下がらないでしょう.逆に治療後でも効果があれば下がりつづけます.
健康な人でもマーカーはゼロではありませんから,低いほうの値は
あまり信用できないかもしれません.検出限界もあると思います.
マーカーの絶対値と病気の状態は人それぞれのようです.
そもそもマーカー(生体因子)は癌にとってどのような意味を持つか,
発生原理等殆ど解明されていないようなのでしかたありません.
癌を患っている人のある生体因子がそうでない人より多いという
経験則を使っているにすぎません.
以前調べたかぎりCA19-9以外癌にとっての意味は?でした.
>マメな画像診断は、Benefitが薄いのでしょうか?
治療効果をすぐにでも確認したいという気持ち理解できます.
ただ今は治療中ですからもう少ししてからでも遅くないと思います.
エコーのような検査はそうではないでしょうが,CTについては
頻繁な検査は癌のリスクが20%程上昇するとどこかで読んだ記憶があります.
せいぜい年に数回にとどめておくほうがよいと思います.
もしかしたら,健康保険の関係で限度があるかもしれません.
(少なくともマーカ検査は限度があります.同一病院で1回/月だったような...)
以上,素人の書き込みですから,最終的に医師の方に相談して下さい.
しばらく大変でしょうが,みんなで頑張りましょう.
お母様が寛解されることをお祈り致します.
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