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... AKI 09/11/13(金) 14:42

... いくこ 09/11/13(金) 18:02
... すずき 09/11/13(金) 20:12
... AKI 09/11/16(月) 9:41
... いくこ 09/11/16(月) 16:35
... AKI 09/11/16(月) 18:45
... シーラス 09/11/17(火) 17:01
... AKI 09/11/17(火) 19:40

Re(1):治療法の選択
 いくこ  - 09/11/13(金) 18:02 -

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   ▼AKIさん:

始めまして。お母様のことではご心配のことと存じます。

私の母も四期の漿液性で根治術時に無数の癌が残ってしまい、その後の化学療法で寛解(ちなみに術前5回、術後4回抗ガン剤をしました)→1年後再発→再寛解、という経緯で現在に至っています。
その間すずきさん始めこのサイトの沢山の方々に励まされ、勇気付けられてきました。その意味でもここに来られたのは正解と思います。

タキソテール(腹腔内)+カルボプラチン(静脈)とは、前の先生は非常に熱心な先生だったようですね。今の時代なかなか頼んでも腹腔内に投与してくれる先生は少ないと思います。

私見としては、あまり6回に拘らない方が良いとは思いますが、相手のあるお話ですので難しいですよね。(新しい先生とあまり関係を悪くしてもいけないでしょうし・・。)

ただ、手術時に癌が残っていたのなら、術後1回の化学療法ではすぐに再発する可能性も高く不安でしょうし、前の先生が仰っていたようにあと数回はしたいですよね。それも、副作用が強いならweeklyに変えたいところです。

この時点での中止若しくは3カ月に1度の抗がん剤の二者択一とは厳しい選択肢ですね。
その2択を出されても患者側としては判断がつきかねますよね。
セカンドオピニオンをとられるのも手だと思います。

Re(2):治療法の選択
 すずき  - 09/11/13(金) 20:12 -

引用なし
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   ▼AKIさん:
はじめまして。お母様のことご心配と存じます。
私の家内もステージIVの漿液性腺癌でした。幸い術前の六回の抗がん剤がよく効き
根治手術でもほぼ完璧に腫瘍を取れました。従って術後の抗がん剤治療はしませんでした。
残念ながら一年後に再発しました。
AKIさんのお母さんの場合は、根治手術で取りきれなかったのですから当然抗がん剤の
追加治療が必要ですね。
この場合は標準治療とは異なるので、六回には拘らずに、マーカーと画像診断で継続か
中断かを判断すべきだと思いますね。
標準的なCA125が良く反応しているなら、一桁になるまで抗がん剤治療で追い込むことが
良いのではと経験的に判断します。従って抗がん剤治療の回数には拘らない。
ただし、場合によっては副作用が回数を重ねる従、いきつくなる場合があります。
そのときには、いくこさんもおっしゃるようにweeklyに切り替えたりの工夫が必要ですね。

Re(2):治療法の選択
 AKI  - 09/11/16(月) 9:41 -

引用なし
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   いくこさん、すずきさん、シーラスさん、アドバイスありがとう
ございます!
今通っている病院では卵巣がんの患者さんは少ないのでお会いする機会がなく、
体験者やご家族の話を聞くことがなかったのでとても孤独でした。
標準治療や生存率はどのサイトでも調べることができますが、生の声
を聞きたかったのでこちらのサイトに巡り合えてとても感謝しています。

まず、私のへたな説明で一つみなさんに誤解を与えてしまったので
訂正させて下さい(><;)
根治術の際の3つの残り腫瘍と、瘢痕と言われる物は一応手術で完全に
取り切ることができました。
主治医の説明では、術前の抗がん剤が最もよく効き、再発率の少ない例
としては、開腹した時に肉眼で確認できる腫瘍がないことだと言います。
母の場合、4回目の抗がん剤の効き目からすでにCA125は一桁になって
いてCTにも映らなかったのですが、実際は数個の米粒大の腫瘍を根治術で切除する
結果となってしまったので、見えない癌もおそらくあるはずだから再発が
早くあるかもしれないということでした。


▼いくこさん:
いくこさんとお母様も闘ってこられたのですね。
「再発をすると完治というのが難しくなります」という主治医の言葉に落胆、恐怖
しましたが、色々ネットを見ていて最近「再寛解」という言葉を目にするように
なりました。確かに完治からは遠くなるのかもしれないけど、寛解を繰り返し
慢性疾患のように長生きしてくれるのなら有難いことだと思います。
腹腔内投与はあまり行われていないのですか?母の場合は臨床試験に同意
してほしいと言われたので初め何もわからない私達は「実験台?!」と思いました
が、結果として副作用も少なくグランも術前まで一度も打たなくて済みました。

母は札幌で治療していますが、私は結婚して地元を離れ主人と千葉に住んで
います。根治術までは心配なのでほとんど実家に帰省して付きっきりでしたが
術後が落ち着いた今、千葉に帰り、治療があればその都度帰ろうかと思います。
他に兄弟もなく、父は出張が多く家にいることの少ない仕事なので一人で大丈夫
かと心配で色んなことに神経質になっていまいます。

いくこさんのお母様は再寛解になり気持ちの方もお元気になられましたか?
癌の患った患者さんは気持ちの浮き沈みが激しく不安定ですよね。
家族が頑張って支えないといけない中で遠く離れた土地からの心配はもどかしい
ですが、負けずに闘っていこうと思います。

これからもよろしくお願いします。

▼すずきさん
奥様が亡くなられてからもこちらのサイトをずっと守って下さるすずきさんに
救われた人はたくさんいるのでしょうね。
私も仲間に入れてもらえたらと思います。感謝です☆
闘病記、8年分あるので細かく全部見ることは無理でしたが、できる限り
読ませていただき、旦那様の愛情、家族の愛情、すごく感じました。
うちは父も、私の主人も、彼らなりに心配してくれているのはわかりますが、
治療などに関してはみんな私任せなので相談相手が周りにいません^^;
これからも相談することがあると思いますが、よろしくお願いします。

すずきさんの奥様は根治術の時にすでに取るべき腫瘍は見当たらなかった
状態でしたか??

▼シーラスさん
奥様の闘病を傍で5年もの間支えてきたのですね。
一番傍にいてほしい、頼りたいのは伴侶だと思いますからシーラスさんの
奥様はとても心強いですね。

確かに、私焦っていたように思います^^;
最後の6回目の抗がん剤から1カ月以上経って、なんだか癌がまた元気になって
くる嫌な想像ばかり浮かんでしまって。

病気が発覚した時に、父の仕事の都合で両親は別の土地に住んでいて、その市の
病院で初めは治療を受ける予定でした。でもそこの病院は色々話していてとても
命を預ける気にはなれなかったので、今の札幌の病院へ相談し、転院しました。
先生達はチームを組んでいてどの先生も母の状態は把握してくれています。
最初の主治医も、その上司である今の主治医も患者の言うことをちゃんと聞いて
くれ、説明もしてくれる先生だと信じていますので、もう一度、私達が情報収集
した上で、詳しい質問を主治医にしてみようと思います。

シーラスさんの、最後の言葉…つきなみと書かれていますが、とても芯がしっかり
していて長年の闘病で色々経験なさった方の説得力ある言葉だと思います。
涙が出てきました。。。
ほんとに、癌だからといってすぐに命が奪われるわけじゃないですよね。
焦って後悔する選択をすることだけはないようにしたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

Re(3):治療法の選択
 いくこ  - 09/11/16(月) 16:35 -

引用なし
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   ▼AKIさん:
>まず、私のへたな説明で一つみなさんに誤解を与えてしまったので
>訂正させて下さい(><;)
>根治術の際の3つの残り腫瘍と、瘢痕と言われる物は一応手術で完全に
>取り切ることができました。
>主治医の説明では、術前の抗がん剤が最もよく効き、再発率の少ない例
>としては、開腹した時に肉眼で確認できる腫瘍がないことだと言います。
>母の場合、4回目の抗がん剤の効き目からすでにCA125は一桁になって
>いてCTにも映らなかったのですが、実際は数個の米粒大の腫瘍を根治術で切除する
>結果となってしまったので、見えない癌もおそらくあるはずだから再発が
>早くあるかもしれないということでした。

ご返信有難うございます。それは良い意味での勘違いでした。
私の母の様に根治術でも採り切れない癌が残ってしまったのに、新しい先生は術後1回でやめてしまうの?と思いました。こちらこそ早とちりで申し訳ございません。
IV期で5回の抗がん剤でCA125は一桁、根治術時に米粒大のみの腫瘍でしたら、お母様はかなり良く抗がん剤が効いた方だと思います。
結果論ですが、術前にあと1,2回抗がん剤をしていたら、根治術時には全て無くなっていたかとも思いますが、恐らくその大きさでは術前のCT/MRIでは映っていなかったでしょうし、CA125も4回目から1桁でしたら、その段階で手術に踏み切られたのも仕方ないと思います。

術後の治療ですが、こうした抗がん剤治療を寛解維持療法(地固め治療)といいます。寛解維持療法はタキソールを12サイクルした方が無増悪生存期間が延長する等といったデータもありますが、抗がん剤の副作用でQOL(生活の質)を下げるので行わない方も沢山いらっしゃいます。ちなみに私の母は寛解維持療法はweeklyで週1回×3を2クール投与しました。寛解維持療法は現時点ではどれが正解とは言い切れないので、お母様のご意見を始め総合的に判断されたらと思います(例えば、副作用が辛いなら中止、辛さ以上にしないと不安う様なら実施という感じで)。


>確かに完治からは遠くなるのかもしれないけど、寛解を繰り返し
>慢性疾患のように長生きしてくれるのなら有難いことだと思います。

この点については、卵巣癌は抗がん剤が良く効く癌ですが再発率も高く、再発を重ねるにつれ癌の方に耐性が付いてしまう病気ですので、慢性疾患のようにはなかなかいきません。ここがこの病気の難しいところです。ネガティブな意見で申し訳ありません。
ただ、治療を受ける側としてはそのぐらいの楽観的に思っていたほうが結果がよくなるかも知れません。(病は気からとも言いますし。)


>腹腔内投与はあまり行われていないのですか?母の場合は臨床試験に同意
>してほしいと言われたので初め何もわからない私達は「実験台?!」と思いました
>が、結果として副作用も少なくグランも術前まで一度も打たなくて済みました。

シスプラチンの腹腔内投与は聞いた事がありますが、タキソテールを腹腔内投与された例は始めて伺いました。ある意味画期的なことだと思います。
色々な文献を読みましたが、個人的には術前の化学療法は(特に4期等、腹腔内に癌が散らばっているケースでは)、腹腔内投与の方が良く効くのではと思っています。
ただし、なかなかやってくれるところは少ないと思いますので、副作用が少なく、それだけ効果があったのであればお母様の治療には大正解だったと思います。


>母は札幌で治療していますが、私は結婚して地元を離れ主人と千葉に住んで
>います。根治術までは心配なのでほとんど実家に帰省して付きっきりでしたが
>術後が落ち着いた今、千葉に帰り、治療があればその都度帰ろうかと思います。

実は私の方も、母は筑波の病院で治療を受け私は京都にいますので、遠距離応援です。(一緒に頑張っていきましょう。


>いくこさんのお母様は再寛解になり気持ちの方もお元気になられましたか?

はい。すっかり元気になりました!

こちらこそ、これからもよろしくお願いします!!

Re(4):治療法の選択
 AKI  - 09/11/16(月) 18:45 -

引用なし
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   ▼いくこさん:
寛解維持療法というのですね、勉強になります!
術前は本当に順調に事が進み、血液数値も少しの低下でまたすぐに回復し、
1週間も経てばデパートで歩きまわれるくらいだったので、術後の抗がん剤で
初めてグランを注射し、膀胱炎、発熱、下痢、皮膚湿疹等が同時に来てしまった
時には母も私ももう抗がん剤は打ちたくない!とすっかり落ち込んでしましました。
でも単剤やウイークリー、みなさんのように色々知識が持てて上手く主治医と
方針を相談できたら。。。
腹腔内投与が母の体に合っていたように、きっとQOLを損なわない生活ができると
信じて頑張って勉強していきます。

再発は進行がんではほとんどの方がされているようですね。きっと母も逃れられない
でしょう。その後、耐性→抗がん剤の変更を繰り返し、どこまで闘っていけるか、
その間に少しでも良い治療法が開発されるといいのですが…。
みなさんも同じ思いでいるのですね。

いくこさんも実家が遠いんですか!
ほんと、悩んでいるのは私だけじゃない…。少し前までは自分達が悲劇のヒロイン
になってました^^;まだまだ未熟者です。
くじけずに医療の進歩を信じてみなさんと一緒に
闘っていきたいと思います。

お母様、元気そうで良かったです!励みになります。

ありがとうございました(*^▼^*)

Re(5):治療法の選択
 シーラス  - 09/11/17(火) 17:01 -

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   ▼AKIさん:

私も早とちりしていたようです.すみませんでした.
現在はいわゆる寛解状態なんですね.抗がん剤の効きもすばらしいですから
慌てなくて大丈夫ですよ.(抗がん剤の効きのよさも予後因子です)

>最後の6回目の抗がん剤から1カ月以上経って、なんだか癌がまた元気になって
>くる嫌な想像ばかり浮かんでしまって。

私たちも寛解状態の時は再発するんじゃないかと不安でした.
今では1年以上マーカー再発しっぱなしですが,殆ど不安はありません.
慣れというのは恐ろしくもありますが,ありがたいことでもあります.
あまり悪いことを考えず,寛解を喜び,人生を謳歌してもらって下さい.
笑いや喜びは免疫アップにつながります.

>先生達はチームを組んでいてどの先生も母の状態は把握してくれています。

信頼できる先生達のようでよかったですね.とても大事なことですから.
もしも疑問や不満,不安があれば先生達にぶつけて御母様や御家族が
ストレスをためないようにして下さい.我がままに行きましょう.

>焦って後悔する選択をすることだけはないようにしたいと思います。

AKIさんの最初の質問は,寛解維持療法をしなくてよいか.
休眠療法(かな?3ヶ月に1度の部分)は行うべきか.ということだと考えます.
御母様の体調や体質,治療のメリット,デメリットが複雑にからんだ問題ですので,
残念ながら絶対的な正解はないと思います.そのかわり不正解もありません.
治療/無治療が納得できるか,それを信じられるかが鍵と思います.
よい結論が得られることをお祈り致します.

Re(6):治療法の選択
 AKI  - 09/11/17(火) 19:40 -

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   ▼シーラスさん:
いえ、私の説明が足りなかったです^^;
再度コメントありがとうございます、親身に相談にのっていただいてとっても
嬉しいです!
シーラスさんの奥様はマーカーが上がっても落ち着いて考えられるほどになるまで
今まで闘ってきたのですね。私達のようなパニック状態の時期を経て、
とても強くなったのですね。私達もそうなれるかな。母は癌になって一番辛いのは
術後の痛みでも抗癌剤の副作用でもなくなにより不安感だと言っていました。
一卵性親子と言われるほどマザコンな私は、励ましたいと思いつつ本人の目の前で
涙を流してしまったり患者に余計不安を与えるようなことばかりしてきました。
それでも告知された春よりは、少しは慣れておちついてきたように思います。
今は体調が日に日に良くなってきています。これからは笑う時期ですね^^
免疫アップのためにたくさん笑いたいと思います。

来週の診察日には聞きたいことをメモして全部聞いてこようと思います。
その上でまだ迷いがあれば更に返事を延期して母と相談したいと思います。

相談して良かったです。ありがとうございました☆

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