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きらきらさん
はじめまして。大切なお母様の発病でご家族の皆様の心配もいかばかりかとお察しいたします。私も母が卵巣がんIIIc期で現在再発治療中です。母が発病したとき、卵巣がんはあまり回りに仲間がおらず、焦りばかり募りましたがそんななかでみつけた勇気付ける本を私なりに紹介したいと思います。
まずは、平岩正樹医師の本。たくさん出ていますがかなり勉強になります。敵を知る事から始まるのでお勧めです。お母様が不安に思われるならご家族の方が知識として取り入れるのにはもってこいの本です。敵を知る(平岩医師は外科医なので卵巣がんに関しては抗がん剤の組み合わせしか載っていません。が、抗がん剤についてはとても分かりやすいですよ)というより抗がん剤とはなんぞや?ということが素人さんにもわかりやすく解説されています。私は再発後に読んだので初発で読んでいればもっと情報をうまく使えたかな、とも思いました。
つぎに、同じく卵巣(正確には卵管がん)がんを患った作家の柳原和子さん。最新著は「百万回の永訣」というタイトルで再発後をどう闘ったかが載っていて(最大15個もの肝転移を克服されています)初発のひとにはきついかもしれないので、「長期生存をとげた患者に学ぶがん患者学」。これがお奨めです。四期と告げられた人でも長期生存を遂げられている。一概にみんなに当てはまるかどうかはわかりませんが勇気付けられます。これは私もたくさんの人に貸したのでぼろぼろです。みんなの希望の手垢です。
最後に、どうしても怖くて闘病本を読めない方にお奨めは浅見帆々子さんの「あなたは絶対運がいい」「あなたは絶対!守られている」これがお奨めです。母も病気のことを知りたがらなくて(怖かったのでしょう)避けていましたがこれは一番にすんなり読めたようです。メンタル面のケア本ですが私も好きです。嫌な事がおこっても正面から受け止められました。
以上、私の私見ではありますがおすすめな本を紹介してみました。よく「○○でがんが消滅した!」とか「末期がんが○○で治った!」という衝撃的かつ魅力的な帯つきで店頭に並んでいたりしますがまずは冷静になり、敵を知る。これが闘う第一ポイントになります。確かに飛びつきたくなる内容だったりもするのですが大切なお母様を守っていかなくてはなりませんので落ち着き慎重に選べたらいいですね。
また、たくさんのサイトを訪れて勉強なさっていると思いますが、前立腺がん4期を克服された伊藤勇さんの「がんを明るく生きる」というHPもとても勇気付けられると思います。
お互い大変な日々ですが頑張りましょうね。
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