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... ゆき 06/9/4(月) 0:13

... りお 06/9/6(水) 17:43
... ゆき 06/9/19(火) 0:59
... りお 06/9/19(火) 18:56

Re(1):再手術の必要性
 りお E-MAIL  - 06/9/6(水) 17:43 -

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   ゆきさん

 こんにちは。お母様、ファーストルックと6クールものケモをよく頑張られましたね。
 さて、ファーストルックでの手術と辛い抗ガン剤を終えてお母様もホッとなさっているころ、ゆきさんからセカンドルックのお話を聞いてお母様は愕然とされたことでしょうね…
 IIIc期でのリンパ節郭清の必要性などに疑問をもたれるのも無理もありません。セカンドルックが標準治療と言われてもかくも多くの患者さんが再発を経験なさっていたら開けるのは意味がないのでは?と思いますものね…とっても難しい問題ですね。

 うちの母の例を挙げながら私ならば、と未熟な一意見ですが考えてみました。
 うちの母も初回のオペで卵巣と転移していた横行結腸、大網しか取らず術後ケモに入りました。しかし、4クール終了したところでCTに不穏な影が映り主治医がセカンドを急がれました。開けなくても、CT,MRI,PET、血液検査、エコーなどでわかるのではないか?と母と議論もしました。しかし、主治医はいいました。CTは二階から地上の砂を見るようなものなんだよ、と。つまり、肉眼的に見るのも細胞レベルでみるのも、開けなければ組織もみれなければ取れもしないんです。血液検査にすぐに現れない再発のしかたもあります。画像に現れない再発もあります。
 逆に、オペをすることで体に侵襲が加わり一気に病巣が広がることも確かにあります。しかし、よっぽどの高齢や他疾患でリスクが高いなどでなければオペをする意味があるようにも思います。逆にオペをしないことが選択される疾患もあります。
子宮肉腫は手も足もでないことが多いらしく、オペをすることで一気に病巣が広がり急変されたこともあると聞きます。(必ずしもそうではありませんが…)
 卵巣癌がこれだけセカンドルックが選択されているのはそれなりの効果があるからではないかな、とも思うのですが…これは私ならば、と前置きしての内容なので偏ったように聞こえたら申し訳ありません。

 手術を受けたくても受けられない方もいらっしゃいます。抗ガン剤を打って欲しいのにもう使える薬が無かったり、骨髄抑制がつよくケモがいけない患者さんもいらっしゃいます。
 私は母が躊躇していたとき、「お願いだから手術うけて、私達の為にも」ととんでもないお願いの仕方をしてしまいました。それくらい生きて欲しいからです…
 ケモで縮小した癌を見える範囲でですが「取れる」状態というのは本来とてもいいことだと私は思います。とりあえず目に見える範囲でとったが細胞レベルで残ったガン細胞がまた分裂をし増殖し始めるまでどれくらい期間があるでしょうか。今明らかに残った見える癌から増殖するのとでは再発までの期間が違うように思います。これは人それぞれなので一慨にはいえませんが…
 うちの母はそうまでしてセカンドを行いましたが子宮しか取れずリンパは取れませんでした。おかげで浮腫はありませんがいつも心のどこかにリンパ取れてないからね…としこりが残るようです。私の知る範囲ですが、子宮癌でリンパ郭清をされた患者さんにリンパ浮腫が出ている人が何人かおられますが卵巣癌でリンパ郭清された患者さんでは浮腫の人はおられません。(患者数が少ないのでしょうか…あくまでも私が知る範囲です。子宮癌で郭清しても浮腫がでなかった人もいます)
 
 ゆきさんのお母様がもし、セカンドを受ける決心が付いてリンパ郭清もできるならそれに越したことはないですね。
 しかし、大事な、重い決断になりますから最後に決心されるのはお母様です。お母様の意思を十分に尊重され、お母様にとってもご家族のみなさまにとっても一番良い選択をして欲しいなと思います。そしてお母様は娘さんであるゆきさんを心から信頼して頼っていらっしゃると思います。どうかお母様を励まし支えてあげてくださいね。悩み、揺れているときにまた悩ませるようなレスになってしまったこと、ごめんなさい。

ゆきさんご自身の卵巣嚢種も大きくなることはなかったとは良かったですね。しかし、腹痛があるのは心配です。茎捻転を起こすと緊急手術になることもありますので定期検診を欠かさないでご留意くださいね。


  

Re(2):再手術の必要性
 ゆき  - 06/9/19(火) 0:59 -

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   ▼りおさん、くれさん、
大変丁寧なお返事ありがとうございます。遅くなってごめんなさい。
おっしゃるとおり、二回目の手術によってどこまで取りきれるか、根治は可能か、開けてみるまでわかりません。最初の先生が諦めたくらいだからかなり進んでいたのでしょう。リンパまで取れるか、賭けです。後遺症が出るかも賭けです。でもこのままで居たくないので、母に勧めました。月末に母もガンセンターに行って直接先生と話をして、手術するか決めます。
最初の先生は二度開けても意味はないと言っていますが、ガンセンターの先生は意味がないとは言わない、でも正直わからないと。開けなくて再発しないかもしれないし、開けても再発するかもしれない。・・・・そんな話をして母が決断してくれるのか、自信がありませんが。

オペをすることで病巣が広がることがあるんですか?それは、体力が落ちるからでしょうか?それだけはすごく心配です。

「二次腫瘍減量手術」とは取り残しを取りきるという意味で使いました。鈴木さんのおっしゃるとおりです。セカンドルックとは確認の意味で、取り残しを取るという意図ではないと思います。

たひさんは術前化学療法で二度目の手術で取りきったそうですが、再発されたそうです。
本当に難しいですね。まだしばらく悩む日が続きます。

いろいろご意見ありがとうございました。
頑張って母を支えていきます。

Re(3):再手術の必要性
 りお E-MAIL  - 06/9/19(火) 18:56 -

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   ゆきさん
お忙しい中、レスありがとうございました。その後いかがされたかな、と気になっておりました。
 手術を受ける、受けないはまだ決定してないとしても、ガンセンターで二次腫瘍減量手術のお話をお母様がお聞きになる段階までこれたのはよかったと思います。「セカンドの手術はしない」というたった一つだけの選択肢で突き進むよりも、より多くの治療法を提示された上でお母様とゆきさん他ご家族の方がその中から自分たちに最もよい方法をセレクトできる方がよっぽどいいと感じたので…
  
 二回目の手術で採りきれるかどうか、またリンパも郭清できるか、賭けであるというのはよく理解できます。開けてみないと本当にどうなっているのかわからないということを先生はおっしゃりたいのだと思います。うちの母も開けてみてリンパが癒着していて取れないことが判明したほどです。
 先日マーカーの文献として紹介させていただいた「癌の臨床 婦人科癌治療の最前線」という文献のなかで、二次的腫瘍減量手術について以下のような説明がなされていましたので紹介してみます。

二次的腫瘍減量手術
『初回化学療法の後に残存した、腫瘍に対する減量手術のことである。多くの場合、初回手術はほとんど試験開腹であり、外科的に腫瘍を最大限に根治的に摘出する最後のチャンスとなる。通常、術後に行われる追加化学療法を、より効果的にできると考えられている。しかし、初回化学療法が無効で会った例では本術式の遂行は困難であり、また、追加化学療法の効果も期待しがたい』とあります。

 >最初の先生は二度開けても意味はないと言っていますが、ガンセンターの先生は意味がないとは言わない、でも正直わからないと。開けなくて再発しないかもしれないし、開けても再発するかもしれない。・・・・ 

 上記のことに関してですが、化学療法では大きな腫瘍を完全に消してしまうことはほぼ不可能だと考えられます。なので、腫瘍減量手術で最大限に縮小(つまり、目に見えないレベルの細胞が残ったとしても、目に見えるものを全て取り去る。)させてから、追加ケモ(維持療法)で小さいうちに叩く、という方法を先生は考えておられるのではないかと思います。

>オペをすることで病巣が広がることがあるんですか?それは、体力が落ちるからでしょうか?それだけはすごく心配です。

これも、あくまでもそういう患者さんもなかにはおられる、ということです。全身状態の悪い患者さんがオペを強行して結果的に体力も消耗し、癌の勢いを抑えられなかった、ということもありますので…(ものすごく高齢の患者さんでは、「年齢を考慮してもこのまま様子観察が妥当と考えます」などという紹介状の内容などもよく見ます。)

>「二次腫瘍減量手術」とは取り残しを取りきるという意味で使いました。鈴木さんのおっしゃるとおりです。セカンドルックとは確認の意味で、取り残しを取るという意図ではないと思います。
 
セカンドルック時に、ケモの効果判定と、取れるものがあれば取ります。なので、外科の医師が婦人科医師と同時に手術室に入ったりします。

どうしても、答えの出しにくい、難しい問題であると思います。娘として辛い状況ですね…とてもお気持ち理解できます。
ここでは、そういう揺れや葛藤を全身で受け止め真剣に聞いてくれる仲間がいます。お互い、頑張りましょう。また教えてくださいね。

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