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なつかぜさんへ
次々に変更になる抗ガン剤をお母様はよくクリアしてこられましたね。私も勉強不足ですが、もってる知識の中で考えてみますね。
昔、卵巣癌は自覚症状も乏しく、症状が出たときには手遅れが多く、サイレントキラーと名が付くほど怖いガンでした。見つかったとき手も足も出ないような状況の時代がありました。
しかし、白金系(プラチナ系)の登場で、飛躍的に生存率が向上しました。この、プラチナ系は、シスプラチンが最初でたんですが、これ、よく効くのですが、恐ろしく腎毒性が強いのです。つまり、腎臓・膀胱など尿路系をいためてしまうんですね。なのでかなり水分を取らなければならなかったり点滴をいったりしなくてはならず大変でした。また吐き気も恐ろしく激しいと聞いてます。(カルボと比較して)
その後、シスプラチンと同じプラチナ系でカルボプラチンがでました。これは、腎毒性が低いかわりに、骨髄抑制が強いです。つまり、腎機能は影響が少ないけれど、白血球・赤血球・血小板・ヘモグロビンなど、みなさんケモをいくとき、いった後など、常に採血されると思いますが、これが低く出てしまう方がおられます。もともと低い方は、ケモをいったことにより更に低くなり、G−CSF(グラン・ノイトロジン等)を打つ必要が出てくる人がいます。
私が個人的に思ってるだけかも知れませんが、QOLが保てるのはカルボの方かなあ、と思ってます。
なつかぜさんのお母様は、幸いなことにシスプラチンはあまり副作用がでないみたいですね。だとしたらいいことです。
ただ、みなさんも助言なさっているように、効果が出るかでないかのうちに薬剤を変えているとしたら使えるケモがそう遠くない時期に底をついてくることが予想されますので、この治療法は一般的であるか(すでに個別性がでてるかもしれませんが)、セカンドオピニオンを求めることを提案します。実際にお母様を病院に連れて行くのも勇気がいるなら、ネット上でで相談を受けておられる婦人科医師もおられます。(私も以前、どこかの大学病院の婦人科の先生に、セカンドルックでリンパを取れなかったことを気にして、相談したことがあります。丁寧に返事が返ってきました。残念ながら、どこの大学か忘れてしまって…ごめんなさい!当たればいろいろヒットすると思います。)当たってみるのもいいかもしれません。
かくいううちの母も今のところ正常値内ではあっても徐々にマーカーが上がりつつあり、気持ち悪い日々です。セカンドチョイスの薬について調べておかないと、とは思ってもなんとなく知りたいような、知りたくないような複雑な気持ちであまり詳しく調べてないんです。なので、TJの後の薬についてはこれから勉強しなければならない分野です。あまりお役に立てなくてごめんなさい。
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