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... ヨシカ 06/6/2(金) 11:41

... 06/6/8(木) 23:36
... すずき 06/6/9(金) 0:24
... ヨシカ 06/6/9(金) 11:18

Re(1):やっぱり
   - 06/6/8(木) 23:36 -

引用なし
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   >白血球が700になってしまし免疫が落ちているのでとの事です。
→抗がん剤の骨髄抑制が原因でしょうか?
>その際、主治医から私にだけ話があり
>マーカーが1400になっている。
→CA125の値であれば漿液性でしょうか?
‥であれば抗がん剤の感受性が高い腫瘍なので
血液の値が良好になれば治療可能です
>下腹部に腫瘍が写ったので再発確定。
→マーカーの値から再発を疑います
腹膜の場合は腹腔内注入がbetterかも知れません
>再々手術は体力的に難しい。
→現在の血液の値(白血球700)では確かにそうです
>マーカーの上がり方が急すぎてこのままだとかなり危険、との事でした。
>はっきりとはおっしゃいませんでしたが
>抗がん剤はもう効かないかもしれないというニュアンスで
→現在まで使用した抗がん剤は何でしょうか?
>緩和ケアのお話もしなくてはいけないかもとも言われました。
→困ったことに多くの医師は現在の状況から最悪の場合も想定するものです
判断するにはもう少し治療の情報が必要です

タキソール+カルボプラチン
タキソテール+カルボプラチン
シスプラチン+イリノテカン(トポテシン注)
シスプラチン+マイトマイシン+α
ジェムザール(未承認)+ブリプラチン
が卵巣癌で有効な抗がん剤です
上皮質卵巣癌は大きく4つの組織に分けられます
漿液性‥CA125が9割の方に有効です(しかし初発で高値を示さない場合は使えません)
    プラチナ系、タキサン系に感受性があり、9割の方に奏効が見られます
    しかし転移が早く7割の方がstageIII以上ですが治療成績も年々良くなっています
    卵巣癌の6割がこのタイプです

類内膜‥子宮内膜症から発生しやすい組織で漿液性と同様腫瘍マーカー(特にCA125)が
    有効です。また抗がん剤も非常によく奏効します
    初発病期はstage1〜stage3と幅広いですがこちらも治療成績が上がっています
    卵巣癌の1割が類内膜腺です

粘液性‥20代の方によくみられます。ほとんどstage1で発見されます。予後はよく、進行も
    かなり遅いです。ただ、抗がん剤の感受性が少ないのです
    腫瘍マーカーも基本はCA125ですが有効に使えない方も少なくはありません
 
明細胞‥こちらの腫瘍は卵巣癌の2割くらい‥と、言われていますが、なぜか日本で急激に増加
    しています。進行は漿液性に比べると遅いですが、抗がん剤が効きにくい‥が定説です
    効きにくい‥というより、明確な治療法がないので治療してみなければわからない‥   
    でしょうか‥こちらもCA125です

PET検査‥PETの登場で癌の早期発見が容易な時代が来る‥と言われてますが、まったくの
      デタラメです。マスコミの過大評価です。実際には癌があるのに写らない‥
      また癌細胞ではないのに集積がみられる‥です。
      画像検査と腫瘍マーカー、総合の判断が必要です

基本的卵巣癌は手術時に確定します。卵巣癌の病期は細分化されていてちょっとややこしい部分が
あります。

stage1a ‥癌が卵巣内部にとどまっている状態です(片側のみ)
      上皮性卵巣癌で卵巣の側面から癌が発生するイメージがありますが、
      乳頭状漿液性卵巣癌or移行上皮以外は内部から発生します
stage1b ‥stage1の状態で両側の卵巣に腫瘍ができることです
      原因はまだ良くわかっていませんが、両側同時発生は少なくありません
stage1c ‥卵巣内部で増殖した癌が卵巣表面にでてくる(皮膜破綻)
      または腹水中に癌細胞が確認されることです
      自然破綻>術中破綻  皮膜破綻>皮膜破綻無し腹水中陽性
      です

卵巣癌はとても複雑です。しかし病気+治療法を知ることは非常に重要です。
卵巣癌や精巣癌などのホルモン系の臓器は有効な抗がん剤が多いことが大きな特徴です
例えstage4でも完治する報告も多々あります。

Re(2):やっぱり
 すずき  - 06/6/9(金) 0:24 -

引用なし
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   ▼Dさん:
そっそく丁寧なご教示ありがとうございました。
ここには私を含め迷える羊が群がっていますが、Dさんの書き込みで
はっきりとした行き先を定めて行進する羊の仲間になれます。
今後ともよろしくお願いします。

Re(2):やっぱり
 ヨシカ  - 06/6/9(金) 11:18 -

引用なし
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   ▼Dさん:

>→抗がん剤の骨髄抑制が原因でしょうか?
トポテシンとタキソテールなのでそのようです。
その後白血球は8,000まで上がり、今は4,000になっています。

>→CA125の値であれば漿液性でしょうか?
>‥であれば抗がん剤の感受性が高い腫瘍なので
>血液の値が良好になれば治療可能です
はいCA125です。ただ、母のガンのタイプを聞いていないので
漿液性かどうかは不明です。

>→マーカーの値から再発を疑います
>腹膜の場合は腹腔内注入がbetterかも知れません
今までは点滴だけでしたので主治医に相談してみます。


>>再々手術は体力的に難しい。
>→現在の血液の値(白血球700)では確かにそうです
白血球が上がったので可能性はでてきたのでしょうか。

>→現在まで使用した抗がん剤は何でしょうか?
タキソールとカルボプラチンです。

>→困ったことに多くの医師は現在の状況から最悪の場合も想定するものです
>判断するにはもう少し治療の情報が必要です
安心しました。

現在は白血球の値も上がり、炎症の数値を示すマーカー?も下がったので
15日と21日に再度、抗がん剤になりました。
ただ腹水が溜まりだしてきているので・・・。
また、放射線は有効なのでしょうか?

>卵巣癌はとても複雑です。しかし病気+治療法を知ることは非常に重要です。
>卵巣癌や精巣癌などのホルモン系の臓器は有効な抗がん剤が多いことが大きな特徴です
>例えstage4でも完治する報告も多々あります。
勇気がでてきました。

Dさん、こんなに丁寧なご返信本当にありがとうございます。
お忙しいのに・・・。なんてお礼を申し上げていいか分りません。
感謝感謝です。

鈴木さん、このようなサイトを作ってくださってありがとうございました。
また、投稿されている皆様のお話にいつも励まされています。

なんだか感激して変な文章になってしまいました。

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