H24.11.10 福地山   
   
北アルプスの展望地、福地山に登ってきた。今回の山行は名古屋の山仲間4人(Sちゃん、K君、Y君)だ。K君とは、今年の1月この山に来ているが、この時は雪が深く、頂上まで辿りつくことができなくて断念したため、今回リベンジでもある。H24.1.15福地山

当初の予定は、前日ゆっくり名古屋を出発して奥飛騨温泉郷に泊まって翌日早朝から登る予定だったが、翌日の天気予報が悪かったので、初日早出して登り、当日ゆっくり温泉に浸かって帰ることにした。

7時上小田井駅集合してK君の車で出発。9時50分に登山口に到着。福地山登山道は、最近良く紹介されるようになった奥飛騨温泉郷福地温泉にある。準備を整えで10時に登り始めた。登山道は、8年前に完成したらしく、古くからの登山道ではない。そのためか、クマの出没が多いようだ。クマの縄張りに人間が入り込んでいると言ったほうがいいのかもしれないが、さぞかしクマも人間の出没を嫌がっているだろう。


  
                                         福地山登山口


登山道は、良く整備されていて歩きやすい。登り始めからしばらくは、つづら折りの道となっていて高度を上げていく。すでに紅葉は終わりかけていて、落ち葉の絨毯の上を歩く。北アルプスの展望台と言われるだけあって、眺めは素晴らしい。

第1展望台からは焼岳が間近に望まれ、標高が増すにつれて、北アルプスの山々が現れてくる。白く雪を冠った北アルプスの山々。見事な展望だ。槍ヶ岳は槍の穂先に雪が付いていない。鋭利な穂先は雪を寄せ付けないのか。 

第2展望台へ11時、第3展望台へ11時40分、福地山頂上へは12時10分の到着だった。天気予報では午後からのほうがよかったのであるが、山の天気は少し違ったようだ。頂上に到着したころから雲が出てきて、北アルプスの上部は徐々に隠れてきた。


第2展望台から槍ヶ岳

 
第2展望台から焼岳

 
第3展望台から穂高岳


 
福地山山頂


頂上付近のスペースで、お湯を沸かして昼食にした。ほとんど風はなかったが、標高1700m近くある山であり、休憩していると寒くなる。温かいものを食べて暖まった。約1時間の昼食タイムと展望を楽しんで、13時20分下山することにした。

紅葉はすでに終わっていると言っていいが、わずかに残った黄色い葉をつけた木々もあってカメラに収めた。
憮然平から谷川コースを少し下ったところに東屋があるが、手がかけられやすい柱にクマのかじった跡が残っている。これ以上かじられると小屋が倒れてしまう。釘が打たれていた。


 
紅葉


 
避難小屋(クマがかじった跡)


福地温泉の登山口に帰ってきたのは、14時45分だった。(下山時間約1時間25分)  本日の宿、平湯温泉に向かった。(福地温泉に泊まりたかったのであるが、予約が取れなかった。)

今回は、前回のリベンジを達成できたことはもとより、北アルプスの素晴らしい展望ができたことは、なによりもうれしい。他のメンバーも今回の山行に満足している様子だった。山好きな人間にとっては、美しい山を見ていると飽きないし、いつ見ても感動がある。また次の企画をしなくっちゃあ…。


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