98・ボランティアの報告

朝日連峰小国口登山道を愛する会


吊り橋架け替え資材運搬

 小国口の荒川に架かる吊り橋は、ワイヤー1本を対岸に渡しそれに番線(針金)で丸太をぶら下げるだけの一本吊り橋。
これでは地元の人はともかく、登山者は渡河に二の足を踏みます。
そこで今回は3番目の吊り橋(角楢橋)を架け替えるために太いワイヤー4本をはじめ各種資材を運搬しました。

橋の架け替えと、登山道整備に今回参加者された方は総勢23名でした。
7月18日早朝、小国町五味沢字樋倉(農家民宿 ふもと)に集結し、装備、資材を車に載せ、林道終点(大石橋のたもと)に8時に着きました。
早速作業にかかり、丸太で担いだり、リュックサックに詰めたりして、すべて人肩で運びました。
又後方支援としては、昼食の支度を朝から始め、これに当たってくれた石井さん達のおかげで、美味しいソーメンをみんなで食べることが出来ました。
夕方までにはすべての資材は角楢小屋手前の架け替え地点に運び終えました。
公園管理人の斉藤初男さんも大変喜んでくれました。ここで改めて参加者全員にお礼を申し上げると共に、感謝申し上げます。


大石小屋前の宴
角楢小屋の朝食

 7月19日は朝から登山道の草刈り作業をしました。
大朝日岳ルートは斉藤初男さんを始め6名が当たりました。
祝瓶山ルートは園部さんと T大学ワンダーフォーゲルOB(卒業25周年記念事業?)を中心に全員で当たりました。
夜は角楢小屋で盛大に宴会を催しました。昨夜に続き満天の星空の元、夜遅くまで語り合いました。
大朝日ルートは蛇引きの清水にキャンプをしました。ここはブナの森の中で静かな夜を過ごしました。(手違いでビールを持ち揚げなかったので、とっても静かでした……。)
20日は早朝より大朝日岳登山にチャレンジしました。天気もまずまず。午後蛇引きの清水まで下りてくると、カンカンの5度Cに冷えたビ−ルと冷たいソーメンを食べることが出来、生き返る思いをしました。(昨夜の分を充分取り返すことが出来たということでした)
夜は”農家民宿 ふもと”において反省会を兼ねた慰労会は、山里料理で皆充分堪能した次第です。
又、21日は朝食を済ませて、三々五々自由解散になり次回の再会を約し、今回のボランティアは無事終了しました。

今回の作業でこれから参加者から寄せられる感想や反省点を生かし、来年はより楽しいものにしたいと考えています。                         Y.Y


1.吊り橋掛け替え事業(98/7/18実施)

朝日名物一本橋の掛け替えです。


  
朝日連峰名物一本吊り橋
丸太(天秤棒)によるワイヤー人肩運搬
架け替え成った角楢橋

2.朝日連峰小国口登山道整備(98/7/19実施)

朝日連峰の登山道は草が生い茂るため、毎年人の歩く幅を草刈りします。


肩掛け式草刈り機による草刈り作業 草が刈り取られ綺麗になった登山道

参加者の感想

今回参加して下さった方々からの感想が届きました。

鈴木一家
☆鈴木敦子さん(お母さん)
☆佐久間祐子さん
☆鈴木佳代子さん
☆鈴木千恵子さん
☆鈴木圭之介くん


1999年の予定
 大玉沢の吊り橋の架け替えを計画しています。
今回よりも山奥ですので大変です。でも、この吊り橋が架け替えられると、誰でも安心して大朝日岳に登り下りできます。
「来年もやろう」と関係者一同今から張り切っています。
皆様方のご参加を期待しています。

企画 : 朝日連峰小国口登山道を愛する会

連絡 山さんへメールを送る  yoshio@mth.biglobe.ne.jp

URL  http://www2r.meshnet.or.jp/~yama-san/