充電ドリルドライバー EZT116
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製品名: | 充電マルチインパクトドライバー EZT116(EZT116RK-B)
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メーカー名: | Panasonic |
入手方法ルートと価格。: | ヤフオクのリサイクル系ショップで、未使用品を購入。送料、消費税込みで約12,000円。 本体、リチウムイオン電池1個、充電器、ケースのセット |
コメント: |
EZT113を2006年に購入し、それほど頻繁にではなく約7年使用していましたが、3年ほど前から電池の持ちが悪くなっていました。 1回に使用する仕事の量がそれほど多くないためマニュアル通りの充電方法ができないことが多く、どうしてもメモリー効果の影響を受け、使用時間が短くなります。 そろそろ電池を買い替えようかとると調べてみると、マイジョイシリーズだけでなくプロ用を含めニッカド電池は既に廃番となっています。 この現象はPanasonicだけではなく、日立、マキタなどは、DIY用はほとんどがリチウムイオンバッテリーに移行しています。 そうなると方法は 1)互換電池を購入。 2)セル交換サービスを利用する。 3)自分でセル交換する。 4)充電器はインパクト用を兼用するとして、プロ用のニッケル水素電池に買い替える。 5)リチウムイオン電池と充電器のセットを買う。 6)リチウムイオン電池付の製品に買い替える。 といくつか考えられましたが、1)~3)は、結局ニッカド電池の使いにくさそのままとなるので、却下。 4)のニッケル水素電池(純正)と5)のリチウムイオン電池は、電池の実勢価格はあまり変わらないことや、ニッケル水素電池にもメモリー効果があることなどを考えると、やはりリチウムイオン電池すべきか。 リチウムイオン電池にした場合の問題は、12Vの工具に対して、10.8Vの電池となっていること。これはニッカドやニッケル水素電池が12Vの電池が1.2Vのセル10個の組み合わせとなっているのに対し、リチウムイオン電池は、3.6(~3.7)Vのセル3個の組わせで10.8Vとなるためで、仕様書では回転数等に10%程度の差があります。 しかし容量(A数)が3.1Aとなっているため、高負荷の場合のトルクの低下が少なく使用能力(ねじ締め本数など)が2倍以上になっています。 心配はPanasonicが今後もこのシリーズを継続して販売するかどうかということ。 さて価格について調べてみると、ヤフオクなどでは専用の充電器付の電池がかなり安く流通しいて、電池の付いたセット物のを本体と分けて販売している業者がいるためと思われます。ここがこの手の工具の販売のおかしな点ですね。 さらに調べていると、未使用品、未開封品などには、電池と充電器のセットより価格の安いものもあります。 多少のリスクも考えられますが未使用・未開封中からドライバードリルのセットとインパクトドライバーのセットに入札し、お得感のある価格内でゲットしたのがこのEZT116です。 使用感ですが、基本的にEZT113とほとんど同じです。 ![]() 左側 EZT113 右側EZT116 便利な点は、停止中は軸がロックされているためキーレスチャック全体を回せばよくなり、締め付けが楽になった点と、電池の持ちが良い点でしょうか。(説明によれば、今までのEZT901の約7.5倍の総作業量とのこと。) 使用時のLED点灯は、特に優れた機能とは感じません。 反対に不便になった点は、電池が高価なため予備電池が付属していない点。電池のフル充電に90分を要する点。引掛けフックがない点。バッテリーパック内で保護回路が働いているため、2か月以上放置した場合はフル充電が必要な点(webカタログや取説に記載がある)。 バッテリーパックの保護回路による要充電については、実のところ買ってから取説を見てわかったことですが、今までの12V機をそのま使おうということなので仕方がないと言えないことはありませんが、少し残念です。 購入前にそこまで気づいていれば、電池の互換性を気にせずに他メーカーや14.4Vの機種を選択する方法もあったと思います。 写真は左手前がマイジョイシリーズ用ニッカド電池パックEZT901、左奥がマイジョイシリーズ専用充電器EZT002、中央手前がニッカド電池パックEZ9101、中央奥がEZ0209、右手前がリチウムイオン電池パックEZ9L31、右奥がEZT003。 ![]() EZT113は、リサイクルショップへ持ち込み、数百円で引き取ってもらいました。 |
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