コードレス丸のこ C14DBL

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なまえ: コードレス丸のこ C14DBL(LJCK)

メーカー名: 日立工機

入手方法など: 本体、5Aリチウムイオン電池1個、充電器、ケースのセットをネットショップで購入。

買い替え動機: 造作用丸のこ C7B1を工作のメインに、親からの遺産の5600NB-A(マキタの35年前の6.5インチ)を廃材の切断(廃材を薪ストーブの薪用に切断、廃棄する家具などの解体用)に使って来ましたが、気が付くとコードにノコ刃が当たった跡があったり、体力の衰え(!!)とともに、薄い合板を切るのにも7インチの丸のことコードリールを出して準備をするのが少々面倒くさくなってきました。

ここ2年ほど仕事で廻っている住宅の建築現場では、コードレス丸のこを使う大工さんが急に増えてきました。使い勝手を聞いてみると、音が静かでキックバックも少なく、インパクトドライバーと電池を共用できるなど、なかなか使い勝手が良いとのこと。
買いたいけど、丸のこが3台もあってどうするのかなどなど迷っていましたが、思い切って購入を決定。

メーカーは他の機器の電池が使えることから、日立工機一択。同社の14.4Vの製品から、一番新しい(とはいっても2014年の製品)ブラシレスモーターを採用している C14DBL をチョイス。18Vにしなかったのは、他の機器との電池の互換性と、切断可能本数などでそれほどのタフネスを要求しないから。

期待通り、コードが無いのはとても便利。
まだ物を造る程の仕事はしていませんが、軽いし音は静か。パワーはありませんが、ゆっくり使えば十分使えます。

初期の製品やDIY用の製品のようにグリップがベースより手前にあるのではなく、普通の丸のこと同じようにベースの上にあることから、バランスも良いです。

今では普通になったアルミベースで、切断角度のほか、ベースとノコ刃の平行度の調整も可能。
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切り込み深さも、判りやすく表示されている。
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ケースはバカでかい。
ケース無しの販売もあったが、1500円安い程度なので微妙な選択。
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防塵カバーを作った
May 11th, 2020
戸建てから賃貸マンションに住み替えて一番の悩みは、一部の電動工具の使用が困難な点だった。
特に悩ましいのは、丸ノコとサンダーが埃を盛大にまき散らすことで、その中でも丸ノコは使用頻度が比較的高いこともあり何とかしたい。
もちろん完全な防塵・集塵を配慮した工作室を作るという手はあるが、前期高齢者となれば、たかが趣味の工作に少ない年金の中から改装費をねん出するのは難しい。自作しようにも体力も落ちているのでなかなか難しい。

戸建てに住んでいた時から C14DBL 用のダクトアダプターを取り付けて、多くの切りくずはここから排出されることはわかっていたし、引っ越し後にここに掃除機をつなげて吸いながら切ると、6~7割程度は吸ってくれることは確認していた。しかしこれだけでは十分ではない。いわゆる切りくずのほかに小さな塵もまだまだ盛大にまき散らすのだ。


そこでノコ刃のある部分をベースから広い範囲で覆ってしまうカバーを作ろうと考えた。

まず準備したのは、RYOBI の充電式クリーナー用サイクロンユニット(6077957)と SANEI の洗濯機用排水ホース(PH64-861T-3)、口径調整用の Panasonic 掃除機用つぎ手パイプ(AMC-TUC7を加工)。
サイクロンユニットを使うと、掃除機に行く前に多くの埃、塵を除去することができるため、掃除機のフィルターの交換はほとんど必要なくなるのだ。(ただしコードレスクリーナー用の小型のものなので貯められる量は少ない。使用頻度の高い方にはほかの方法をお勧めする。)


肝心のカバーだが、最初にトライしたのはPETボトルを加工してかぶせ、ダクトアダプターに簡易集塵機を接続する方法。
この方法でも、今まで丸ノコの進行方向まき散らしていた切りくずをブロックして集塵機に導くことから、感覚的には丸ノコの進行方向に吐き出される切りくずを1/3ほどにする効果がある。
ただしカバーの取り付け方法が「サブベースへのテープ貼り」と、「輪ゴムを使った外れ止め」程度になり、隙間も多いためなんとも心細い。
しかしこの試作によってカバーの効果は確認できたことから、もう少しましなカバーを作ることにした。
まずは100均に行きプラスチックケースを物色し、 Seria の割り箸が100膳入るという「お箸収納ケース」を購入。あらかじめ段ボールで大体のカット位置の見当を付け、カッターなどで加工する。

出来上がったものは・・・

見えにくくてすみません。
こんな感じの出来上がり。
左側の部品は、カーテンレールの中央部に使うマグネット付きのスライダー。
サブベースにカバーを固定する。
マグネット付きのスライダーはこんなものを加工。
ニトリのカーテンレールに付いていたもの。かなりチャチ。
カバーをかぶせたところ。
箸入れの蓋の部分の段差が、丸ノコのベースのエッジにピッタリとフィットしている。これがシンデレラフィットというやつでしょうか。
墨はベースのガイドピースで追うか、ガイドや定規を使うことになる。
もっとも大原則として直線切りなので、定規使用で逃げ寸法をしっかり押さえておけば問題ない。
斜め切りするためにはカバーを傾けないとダメなので、見ての通り直角切りに限定。リフォーム際切用の逆勾配なら何とかなるかもしれないが、隙間が広くなるので、切りくずの排出量は増える。
長孔にすればよさそうに思うが、多分おが屑と塵が盛大に噴き出すと思われる。
モーター側の側面は、ガイドの止めねじや深さ調整時のモーター位置に合わせて微妙なカーブに。
そのまま使うと上部の隙間からおが屑・塵が飛び出すので、薄い透明のプラ板をかぶせてある。

今のところカバーはあくまで飛散防止用なので、使い方としてはダクトアダプターに簡易集塵機を接続している。カバー内の切りくずを直接吸うダクトを取り付けできればさらに飛散は少なくなると思うが、その分複雑かつ大型になるのでとりあえずそのまま使うことにした。

おが屑や塵の量を正確に測ることはできないので「感覚」だが、PETボトル加工の試作防塵カバーに比較すると、切りくず・塵の飛散は更に1/3程度になったように思う。つまりダクトアダプターのみの場合に比較すると、およそ1/10程度になった感じ。

ともあれ、ここまでくればあとは作業用マスクと部屋の換気で補うこともできるので、一応「成功」としたい。


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