カセットガス ジュニアランタン CB-JRL-2

(燃料:ブタンス)

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製品名: カセットガス ジュニアランタン CB-JRL-2

メーカー名: イワタニ

入手ルートと価格: ウェブショップで、送料別 約3,400円(2007年10月)

コメント: ジュニアバーナー CB-JRB-Nと同時購入です。

非常時用の照明として購入しました。

ガソリンランタンが沢山あるのになぜかといえば、留守宅を守るKimには、ガソリンランタンだけ渡して「はい、これとこれはホワイトガソリンも車用のガソリンも使えるから。後はがんばって点けてまっててね。」と言っても、多分取扱いが大変だろうと思ったこと。
また室内で使うシチュエーションでは、ガソリンでは危険だろうということの二つです。(ガスであれば室内で使って良いということではありません。あくまで非常時の話です。)

ガスランタンがあるのになぜ?といえば、ガスカートリッジの入手可能な店舗が限られていること。ガスカートリッジも大量にはストックできないし、今すぐ使える「天」は、純正のガス(赤缶か金缶)でないと、はっきり言って暗いこと。

これに比べカセットガスはスーパーやコンビニなどでも簡単に買えるし、非常時には少なくとも指定のガスカートリッジよりは入手しやすいと思われるからです。

造りはまあまあ値段なりでしょうか。
というより、ある意味で他メーカーの商品は、価格が高すぎるのでは無いかとも感じてしまいます。

カセットガスは写真に写っている小型のカセット以外の、普通の物が使えます。(メーカー保証は、イワタニカセットガス、イワタニカセットガスパワーゴールド、イワタニカセットガスジュニア)
なおジュニアランタンには、カセットが付属していません。

円筒形で派手目のオレンジ色のパッケージを開けると、本体とマントルが出てきます。→
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←グローブは、このように外れます。
プリムスのランタンのグローブとほぼ同じ大きさだそうです。
折り畳んである3本の脚は、一旦伸ばしてから広げます。→
そうしないと相互に干渉して、うまく広がりません。
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←脚を広げるとこんな感じ。
グローブははずし、マントルとボンベを取り付けて、空焼きの準備。→
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←空焼きは、マントルを均等に燃やすようにライターなどで点火します。
この状態ではマントルがとても崩れやすいため、一回点灯するまではなるべく振動を与えないように。
ある程度焼けてきたら、グローブをつけないで点灯します。→
空焼き直後の点灯にはオートイグナイターは使わないほうが良いです。カチンとやった瞬間にマントルが崩れる可能性があります。
今回はちょっと変形してしまいましたが、円盤状だったマントルが丸く縮まります。こうなればマントルも崩れにくくなるため、イグナイターでの着火もOKです。
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←一度消してからグローブを取り付け、再度点火するとこんな感じ。
これは「天」よりかなり明るいなあ。

このランタンの最大のメリットは、やはりカセットボンベが使える点でしょう。

地震などの災害時には夜の暗さが心細さを増幅させるのではないかと想像しています。そんな時に明かりがあればどんなに励ましになるだろうかと思います。
一般家庭の災害時用のツールとしては、このほかにカセットコンロとクッカーがあれば、鬼に金棒ですね。
マントルの取り付け方、空焼きの方法をマスターしていただければの条件が付きますけどね。

キャンプ用のツールとして見た場合は、そこそこの明るさのあるランタンですが、一部のガスランタン同様に吊るせない点と、設置場所が広く必要な点が少しだけ不便です。
しかしこの価格の安さは魅力的です。
燃料の種類やブランド、重さ、大きさにこだわらない人には、お薦めです。

【2007年11月の内房キャンプで使ってみました。】

使用ガスはイワタニカセットジュニア。明るさはガソリンランタン(286/282)よりやや暗めでしたが、スノーピークの「地」と比較するとかなり明るく、煌々と照らすことを望むのでなければ、充分使用に耐えられます。

全開での点火が80%、残りはやや絞って使いましたが、3時間半くらい点灯していました。
その後ブタン100%のカセットに交換しましたが、気温が高かった(当日の館山市の午後9時の気温は約18℃)こともあり、あまり暗くなったようには感じませんでした。
5月~10月の低地ならば、3本300円程度のカセットで充分だと思います。(他社製のカセットガス使用は自己責任で。)

今回感じたメリットのひとつは、荷物がすこしですが少なくなった点。
やはりガソリンランタンのほうが道具としての楽しみがあり好きですが、荷物を少しでもコンパクトにしたい時は検討に値します。

なお、ジュニアバーナーのレポートにも記載してある「気になる点」の一つ目は、ランタンの場合にも共通しています。
しかしストーブと異なってランタンの上で調理をするわけではありませんので、実用上は全く問題はありません。

左がジュニアランタンのケース
中央がジュニアバーナーのケース
右がバーナーに付属するカセットガスジュニア
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