Live Dimensional 2009
at 目黒 Blues Alley Japan on 2009.03.20
2009年最初のLIVEはDIMENSIONです。会場はカウントダウン以来のBlues Alley Japan。 ジャズバーです。とてもLIVE直前に秋葉原で同人誌を買い漁っていた私が行く場所ではありませんでした。 どう見ても場違いです本当にありがとうございました。
2008年末にアルバム『21』が発売されているので、その収録曲が中心かと思ったら、 1曲目は知らない曲でした。2曲目から私の知っている曲でしたが 『20-NEWISH-』収録の『Things Never Change』。 その後最新アルバムからの『They Are Back』でした。 この日は新旧織り交ぜた構成になっていました。 また、浜田麻里さんのツアーで増崎さんがサポートで参加する場合は彼女の特徴に合わせた弾き方をしますが、 DIMENSIONではそのときの爆音ギターとは別物で、演奏が始まるとすぐにDIMENSION独自の世界に。
続いてがサポートベーシスト・川崎哲平さん、サポートドラマー・則竹裕之さんを交えてのメンバ紹介。
ここで増崎さんは川崎さんに対して
「彼はゲイなんですよ」
と嘘MCで無理矢理笑いを取ろうとしますが(アッー!)、それは風評被害なのでは。
増崎さん「彼はこれからDIMENSIONをきっかけに売れていきます」
勝田さん「DIMENSIONと競演して売れる、いい言葉ですね!」
増崎さん「これ終わったら事務所の契約書書いてもらいましょう」
勝田さん「甲とか乙とか書いてあるところ読まないで、チョイチョイと書いてくれればいいから」
ドラムの則竹さんもこのMCの被害に。
増崎さん「則竹さん非常に爽やかで、ここ(ステージ後方)は爽やかな風が吹いてるのに、
ここから(ステージ前方、DIMENSION3人の立ち位置)湿った空気が。ここだけ熱帯です。」
次の曲に移る前に、勝田さんが楽器を変えます。
増崎さん「これが業界では有名な、勝田のテナーです。」
勝田さん「東京でやるときだけです。別に新幹線に積むのが面倒だからってことじゃないですよ。」
そしてカヴァーアルバム『Loneliness』から『Southside On Oneseventeen』『Vanity Story』を披露。
演奏以上に強烈なMCを放つDIMENSIONのステージは、ここから本領発揮です。
増崎さん「(帽子を取って)今こんなんですからね」
と更に薄くなった頭髪をネタにする自虐MC。
10年前のDIMENSIONのジャケット写真を今と比較すると、増崎さんは「お前誰だよ!」って風貌になってます。
そして
増崎さん「これから年取っていくとギターを弾く手が震えて、ますます高速に弾けるように」
小野塚さん「キーボードも弾くときも、震えのせいで、ありえない和音が出せるようになったりとか」
増崎さん「則竹さんはヤマハのモーター埋め込んじゃったりして、もっと正確無比なドラムに。
怒ってます?すみません、DIMENSIONはこういうのが売りなんです。ジャズ・フュージョン界のヨゴレですからね。」
勝田さん「腹黒いですからね」
増崎さん「腹の中真っ黒なのは勝田だけですよ」
曲もレベル高いですが、それ以上にMCがインパクト強すぎて、演奏よりMCがメインになっている感じが
しないでもないステージでした。この後はLIVEでは恒例の『If』を含むバラードナンバーの時間でした。
この曲は必ず披露されるんですね。
次のMCでは勢いのある曲を披露したいという増崎さんのMCに続いては 最新アルバムのオープニングナンバー『September Winds』、 DIMENSIONの代表曲である『Break Out』という流れになり、本編終了。
アンコールでは、ちょうど決勝戦を目前に控えていたWBCについての話題。
増崎さん「決勝がまた日韓戦になりました。またやるのか、白黒つけようぜ、
ということで『Yes Or No』です」
と、懐かしい曲を披露。知っている曲は僅か、しかもこの会場の立見席は狭いうえに
立ち位置とステージの間に柱があって邪魔なので、LIVEの評価としては低め。
しかしMCが面白すぎ、それからサポートの2人もDIMENSIONに劣らず
熱い演奏を披露してくれたので、それなりに濃いツアーにはなっていたと思います。