DEEN LIVE JOY-Break 11〜Diamonds〜

at 東京厚生年金会館 on 2007.01.28


カウントダウンLIVEの項でも書きましたが 開催中のツアーとカウントダウンは別物。とすると、ツアーも1公演くらい観ておいたほうがいいだろうと、 最終日の東京公演に行くことにしました。厳密には前日27日が最終日だったんですが、 チケットが完売し、28日は追加公演という扱いでしたけどね。 それでも当日券は2階席のいちばん後ろの20席程しか 残ってなくて、DEENの人気の凄さを実感。そんなに人が集まるとは思ってませんでした。

会場はグランキューブ大阪と比べると奥行きはそれほどでもありませんでしたが、 逆に高低差があり、そのためやはりステージは遠かったです。ほぼ時刻どおりに客席が暗くなり、 1曲目は予想どおり『ダイヤモンド』。しかし!この曲の演奏中に 千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督がステージ脇に登場! 思いがけない人物の登場に驚きを隠せませんでした。 続いては『Memories』『瞳そらさないで』と昔のシングル曲が続くのも予想どおり。 アルバム『Diamonds』発売後のツアーだからここからアルバムの曲が続くのだろうなと思ったら、 池森さん(以下、秀たん)の
「僕らのデビュー曲、聴いてください」
というMCに続いて1stシングル『このまま君だけを奪い去りたい』、更に2ndシングル 『翼を広げて』と、懐かしい曲が続々来ました。 そしたら『永遠をあずけてくれ』とか『Teenage dream』辺りも聴きたくなりますが、 季節外れだからか披露してもらえませんでした。次のツアーではぜひ生で聴きたいです。

次のMCではボビーがステージに再登場。私はライオンズファンなのでブーイングしてました複雑な心境でした。 DEENメンバーの話によると、ボビー登場時にハプニングがあったそうです。 『ダイヤモンド』の曲冒頭に入っているボビーのセリフを生でやってもらおうとしたら、 ボビーはマイクを持たずにステージにあがっってしまったとのこと。
秀たん「DEENのツアーは大きなハプニングはこれまでありませんでしたが、 今日ボビーがこういうことをやってくれて、非常に動揺しております」
ボビーはキャンプ地へ向かう飛行機のフライト時刻が迫っていたこともあって、 ここで会場を離れてしまいましたが、DEENの3人によるボビー談議はまだ続きました。
山根さん(以下、公たん)「多分DVDでは編集されて、ボビーの声も入ってるでしょう。」
田川さん(以下、巨匠)「でもマイク持ってませんでしたよね?」(観客爆笑)
そして秀たんからは、アルバム『Diamonds』がロックアルバムとして作られたものであること、 ツアーの雰囲気を大事にするためサポートメンバーを迎えてレコーディングしたことなどの解説がありました。 そんなニューアルバムから満を持して『虹の彼方へ』『ロッソ!!』が披露されました。

続いては巨匠のソロコーナー。カウントダウンLIVEでは彼のソロプロジェクト・SONIC TRICKの曲でしたが この日はカバー曲。バッハ大先生(巨匠談)の『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調』でした。 そのままJOY-Breakお馴染みのアコースティックコーナーへ。 『Diamonds』収録曲の『扉』

続くMCで巨匠から2件の連絡事項。先ず、ソロ曲のタイトルを今まで「第4番」と言っていたそうですがそれを 訂正していました(3番までしかないそうです)。 もう1件は1月14日の広島公演でJOY-Break200会場だというMCをしたそうですが、 実際には1月11日の須崎(高知)が200会場目だとのこと。 因みに学園祭や野外等は含まれていないそうで、この日の公演で109会場220公演達成と 仰ってました。

巨匠のMCはまだ続きます。
巨匠「最近の電車には女性専用車両ってあるじゃないですか。 早朝の始発、慌てて乗ったからわからなくて、 3人掛けの席が1人分空いてたから座りました。 ふと冷静になって周りを見ると、みんなレディースですよ。 ・・・レディスじゃない年齢の人もいましたが(会場笑)そこでハッと 気が付いた訳です。」
秀たん「で、そのあとどうしたの?」
巨匠「気付いていないフリをしてそのまま乗り続けて次の駅で降りて、 隣の車両に移りました。そしたら降りる駅の改札で、 最初同じ車両に乗ってた女性がいて(会場笑)。 『お前降りたんじゃねえのかよ』って気まずかったです。」

長いMCを挟んで、シングル『ダイヤモンド』のカップリング曲、 『光の珠〜The shining ball〜』も披露されました。 この曲の作詞とゲストヴォーカルを担当したボビーが 本来ならステージ上で歌うはずだったのですが、 前述のとおり既に帰ってしまったため、 ボビーのパートは公たんが物真似で歌ってました。 なお、この曲に関するエピソードとして、 千葉ロッテのリーグ優勝があったとのこと。 そのとき新聞から秀たんはコメントを依頼されたそうなのですが、 それを読んだボビーが気に入って「これは曲を付けて歌にしたほうがいい」と 言ったことから1番は秀たんが歌詞を書き、2番はそれをボビーが英訳し、 最後に曲を付けて完成させた曲なのだそうです。

アコースティックコーナーラストの『Life is』の後は 公たんもキーボードからギターへと楽器をチェンジして、 『Sail away』へ。ここから後半のラストスパート。 『ひとりじゃない』『起き上がれよBOY』『Good Good Time!!』『Family』と 速い曲が並びました。そして『夢であるように』で締めるところは カウントダウンLIVEと同じ。

アンコールも予想どおり公たんのナレーションから始まり、 『上海ロックスター』。 アンケートでは『海上ロックスター』『上海ロックンローラー』と間違える人が 多発したとのこと。最初に公たん一人で登場して後からSHUと巨匠を 迎えるところも一緒でしたが、巨匠は何と客席から登場! 公たんが最初にワンコーラス歌っていたところを 客席の後ろのドアから眺めていたそうです。 この日も3人それぞれのギターソロが聴けて大満足でした。

『We can change the world』を経てMCで15周年の話題も。 2008年3月10日以降の何処かで武道館LIVEが決まったそうです。 8000人超のDEENファンが武道館に・・・。 それも凄いですが、やはりこの音楽業界で15年近く続けて来れたことも 相当に価値のあることです。
秀たん「15年続けてこれた秘訣は何でしょう」
公たん「やっぱり・・・俺のおかげかな」(観客笑)
秀たん・巨匠「おい!」
公たん「だって目が『言え』って言ってたよ」
このあと公たんのBirthday eveに合わせてステージにケーキが登場。 公演後には秀たんと巨匠からもプレゼントが用意されているそうです。 そしてDEEN結成以来、メンバー間でのプレゼントは欠かしていないとのこと。 そういう家族みたいな繋がりもDEENの魅力であり、長年続けるため秘訣になっているのでしょう。 また、お互いの音楽的個性を尊敬しつつやっているからとも言ってました。

最後に披露された曲はニューアルバム収録曲の『Starting Over』。 これでツアー最終日の感動のフィナーレ、と誰もが思ったようで、 この曲で客は帰り始めました (実際にはもっと早くから帰る客もいました。日曜夜の公演だから 遠くから来てる人にはしょうがないですよね)。 しかし私はそのまま客席に残りました。これで終わりではないことを知っていたので。 思ったとおりに3人は再びステージへ。 最後は元気な曲で締めたいとの意向から、2ndアルバム『I wish』からの 『果てない世界へ』で3時間近くに及ぶLIVEが終了。 行く度に感動が上積みされて、これで15年、20年・・・と続いたら どうなっちゃうんだろう?と興味は尽きません。 10年以上の時間が経過してメンバーチェンジなども経ているとはいえ、 DEENのTAKE OFFは、今まだ始まったばかりなのでしょう。


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