矢 原 川 中 俣 |
流木、伐採木、土石で荒廃した秀渓、無残 やばらがわなかまた 三重県亀山市 |
2018年8月11日(土)晴 9:35坂本棚田駐車場→10:40入渓→13:35出渓→14:45仙鶏尾根→16:05林道→17:30駐車場 |
猛暑続き、先週に続き沢登り。3年前、矢原川本谷を遡行した際、中俣入口の明るい雰囲気にも惹かれる。ガイド本でも紹介。盆の帰省ラッシュを失念、京都付近で大渋滞、約1時間ロス。新名神:土山ICで降り、安楽越で石水渓へ下る。舗装道だが狭く、木枝、落石が散乱。遠回りだが鈴鹿ICからが無難。坂本棚田観光用駐車場に停める。トイレあり。集落内の坂を少し登ると、左に広い空地、休憩舎あり。その前の道を進む。緑の棚田が清々しい。林道入口ゲートから入り、林道を進む。林道が大きく屈曲する地点に矢原川本谷の手製道標あり。踏み跡をたどり河原に出る。大石ゴロゴロの沢を進むと、程なく本流との分岐。右に90度曲がるのが中俣。両岸植林中、暖傾斜の穏やかな渓流が続くが、流木と伐採木、土石ですっかり荒廃。無残な気持ちで進むと、中盤から渓流美を感じられるようになる。それでも、所々倒木に埋められている。直登できる小滝が多いが、最初の難関8m滝は右の土壁から木枝頼りに無難に巻ける。後半、小ゴルジュ内に中小の滝が連続。最初の8m滝は遠目には難しそうだが、足・手掛かりが多く、着実に登れる。足掛かりの少ない小滝も靴のフリクションを信じ、気合で登る。思わず大声が出る。ここがハイライト。次の2段20m滝が一番難関。巻きの取付き点に迷うが、滝のすぐ左手前のガリーをよじ登り、木枝頼りに小さく巻くと、滝の上に楽に降り立つ。程なく、2俣を水流と滝のある左へ。ガイド本には分岐が多く、進路判断が難しいとあるが、水流の多い方へ進めばよく迷わなかった。小滝をこなし進む。右壁に急斜面の枯れ滝を二つほど見て、3m滝を右に見る地点で水が枯れ、ガレた急斜面になる。3m滝を直登し、沢を詰め登れば仙鶏尾根鞍部に出れたのに、ここが終点と早合点、靴を履き替え、左の急斜面を木枝頼りによじ登る。まだかまだかと急登が続く。痩せた岩稜になり、通過に難渋。ヘトヘトで枝尾根上に出、程なく仙鶏尾根に出、へたり込む。その後も急傾斜のアップダウンが続く痩せ尾根、風がなく、暑さにバテてしんどい。途中、入道ヶ岳〜鎌ヶ岳の展望が開け、絵になる。最後の急登をこなし、野登山上の舗装道に出る。林道を下り、途中から道標に従い鶏足山表参道コースを下る。広い溝状地に伐採後の木枝が敷き詰められ、クッションは良いが歩きにくい。終盤、渓流で顔を洗いサッパリ。終始蚊に付きまとわれ不快。ようやく集落内の道に出る。帰りも大渋滞、夜9時過ぎ帰宅。消耗した一日。⇒トップページへ |