大小の滝を無難にこなしながら緊迫感なく進める沢 やばらがわ 851m 三重県鈴鹿市
2015914)快晴 8:25山の駅駐車場→9:50入渓→11:25大滝→13:15出渓→13:55仙鶏尾根→15:20野登山三角点→16:25駐車場
土日出勤の代休日。関西全域快晴の予報に展望も良さそうな本沢へ。100m大滝におじけ見送っていた沢。東名阪道:鈴鹿ICで降り、国道306号を南下、石水渓の道標に従い右折、県道302号を西進、坂本集落へ。棚田で有名なよう、観光客用の駐車場・トイレあり。矢原川沿いの林道入口が分からずウロウロ。ようやくネットフェンスで閉鎖された入口発見。坂本棚田バス停前を西進すればよかったよう。フェンスを開き、道なりに進む。木枝の散乱したダートな未舗装道。小橋を渡り、さらに進むと、下に渓流が見えてくる。右俣を渡る橋まで進む。ガイド本の地図、説明は簡略過ぎ、坂本集落・林道・本谷の地理院地図が必要。沢靴に替え、雑然とした小沢を下る。もう少し手前から入渓した方がよい。本谷との合流点が分からず、沢中をウロウロ。堰堤まで下ってすでに本谷にいるのではと戻る。右俣分岐は分かりにくが、中俣との分岐は明瞭。すでに10:30。雰囲気の良い穏やかな渓相。5m前後の滝が幾つか出てくるが、植林帯へ容易に逃げることができ、緊迫感は少ない。程なく30m滝。水しぶきを上げ、風格あり。左壁を数本のロープ頼りに難渋せず乗り越え、落ち口へ出る。次いで100m大滝。下段を登ると、全容が見える。なめらかな急斜面をすべるように水流が落ちる。右の急斜面を息を継ぎながら木枝頼りに登り続ける。誘導テープあり。手掛かりの立ち木は多いが緊張。難所を通過、階段状の小滝など渓相を楽しみながら進む。20m滝を手堅くこなすと、不動滝。美瀑とはいえない。踏み跡をたどり楽に巻ける。そのまま登山道へ行けそう。以降、難所なく、小滝を通過。1:1の二俣で進路に迷う。磁石で確認、左へ向かうが切れ込みの深い急傾斜V字谷。険しそう。穏やかな右俣へ。テープ発見。やはり左が仙の石だが危険とある。右俣はすぐに雑然としたガレ谷となる。出渓、右急斜面を斜上、短時間で支尾根に出る。北進。短時間で仙鶏尾根に出る。急な痩せ尾根、難渋しながら野登山へ。途中、鎌ヶ岳など鈴鹿南部の山並みを展望。最後の急登に耐え、山上車道に出る。車道で山頂へ。三角点道標に導かれ、樹林中、平坦地の三角点着。国見岩へ寄るが展望は良くない。野登寺へ向かうが、この辺り進路が分かりにくい。ブナなど古木が林立、思いがけず感嘆。県天然記念物。山門前に出るが寺はパス。車道へ行かず、山門前の広場奥に下山路あり。途中、車道に出たりしながら石ゴロゴロの歩きにくい道を急ぎ下山。程なく、坂本集落に出、駐車場へ戻る。⇒トップページ