本山は南側から登るのが従来一般的なようだが、南側へ回り込むのは移動距離が長く、山行時間もかかりそう。ネット情報で北の秩父湖側から登る人が結構いると分かる。前日、諏訪山から下山後、国道299号、県道37号、国道140号をウネウネ走り、15時過ぎ秩父湖着。二瀬ダムを渡り、三峰観光道路を少し走ると、道路沿いに埼玉大学秩父山寮あり。すぐ近くに4台駐車可の路肩あり。満車で少し先の広い路肩に駐車。寮の脇から山道を下り、長い吊橋を渡ると突き当り。道標はなく、ネット情報に従い左へ回り込むと公設の登山口道標と明瞭な道があることを確認。二瀬ダム近くの広い駐車場で車中泊。トイレあり。食料を沢山持参していたがコンビニでサンドイッチなど買ったり食堂で食べたりして自炊しておらず、初めてパックご飯にレトルトカレーの夕食。国道沿い車の騒音が案じられたが夜間は静かで比較的よく眠れる。長時間を要しそうで2:30起床。雑多な朝食を済ませ、大学寮近くの駐車場へ移動。すでに3台駐車。暗い中、進路に迷わないか案じられたが植林帯の急斜面に明瞭な道が延びている。獣の唸り声が聞こえ、鈴を鳴らし笛を吹く。暖傾斜になる箇所もあるが概ね急登が続く。2時間弱で林道に出る。反射板と記した道標あり。要所に公設道標あり。林道は水平移動で楽。前半、林道らしいが後半、山道に近い。途中、崩落個所が2,3か所あり、倒木もあり、通過にやや難儀する。約1時間で林道終点着。道標に造林小屋跡とある。少し先に目印テープがあり、壁状急斜面をジグザグに登る。進路がやや不明瞭だがテープに誘導され少しコースアウトした程度で尾根上に出る。しばらく普通の山歩きらしい尾根歩きが続く。樹林越し周辺の山並みがチラチラ見えるが展望が開ける個所はない。1913m点手前で尾根を巻いて進み、北のタルという鞍部着。雰囲気が良く軽食休憩。苔むした樹林帯を抜け、黄葉の針葉樹林帯を通過。樹林越し富士山が意外な大きさで見える。山並みもチラチラ見えるが展望は開けない。南からの登山道と合流後、疎林帯に入ると程なくドーム状の山頂着。感慨なく往路を引き返す。2人位と会うが南から来た人か。二瀬コースでも3人と会うがいずれもテント泊のよう。テント泊が好きなら別だが無理なく日帰りできる山。一句「紅葉の樹林ただ中われ独り」⇒トップページへ
|