決算期で多忙、連休中も出勤。1日だけ山行。先週の植松山に続き、登山道のないコースにチャレンジ。この山域で気になっていた山。兵庫県2番目の高峰:三室山より髙いが知名度は低い。ネットに周回コースが2つ紹介されている。北面コースは、駐車点までの林道走行は短いが、下降点と出発点とが離れ、林道歩きが長い。南面コース(地図)は、林道走行が長いが、出発点と下降点が近く、山行時間も短い。後者にする。4連休の中日、渋滞なし。中国道:佐用から鳥取道を北上、智頭南から旧道を走り、芦津渓谷の道標に従い県道6号へ。さらに沖ノ山林道へ。良い舗装道だがカーブ連続。芦津渓谷への行楽客のため、三滝ダム辺りまで駐車場、トイレ、案内板など整備されている。地図とカーナビを照合しながら走る。橋を渡ると、右に広い空地。東山宿舎跡。トタン小屋あり。取付く尾根はすぐ目の前。本山南のピークから南西に長く伸びる尾根。急傾斜ではなく、楽に取り付く。総じて暖傾斜、藪もなく楽に進める。伐採された木枝が地面に散乱、雑然として風情がないが、30分程進むと、落ち着いた自然林帯になる。昨日の雨で路面が湿っており、名残雪も少しある。主尾根への登りは急だが短時間で広い尾根上に出る。開放的で雰囲気が良い。眼前、ドーム状の本山。穏やかな様子。南東、くらます山塊越し三室山。沖ノ山林道の大乢峠からの登山道が現れ、短時間で難なく登頂。山頂表示と三角点あり。遮るものがなく、氷ノ山や扇ノ山を展望。この山域、すそ野を大きく広げる平長な山が特徴的。強風が吹きすさび寒い、雨具着用。強風から逃げるように鳴滝山へ縦走路を進む。道は踏み跡程度。急斜面を下る。折れて枯れた竹が散乱、滑りそうで難渋。広い鞍部に降り立つ。新緑の自然林がみずみずしい。踏み跡がなくなり、進路にとまどうが高みへ登る。高度計で1255m点と確認。自然林の尾根、雰囲気が良いが、曇天から雨に、さらに横殴りの霙が頬を打つ。所により荒天の予報どおり。鳴滝山へ急ぐ。幸い30分程で収まり、青空に戻る。山頂に三角点はあるが山頂表示がない。山腹の新緑が絵になる。南に長く伸びる尾根へ乗れるか不安。その方向に笹藪が刈り払われ自然と導かれる。尾根上に藪はなく難渋せず進める。1228m点へやや急登。途中、巨木が目を引く。その先で進路ミスしそうになる。もっとも谷へ下降しても出発点に戻れる安心感がある。谷への下りも暖傾斜の個所があり、下ってみたくなる。終盤、尾根をたどるのが面倒になり、小沢へ下る。細流しかないが両側は急斜面、進むのに難儀。やはり谷へ下るのは避けるが無難か。短時間で沢を抜け、林道に出ると、マイカーが見える。無事、周回。おとなしい山、ダイナミックさがなく、やや物足りない。⇒トップページへ |