連休最終日の昨日は終日雨。一転晴天の今日、仕事を休み山行。コロナ緊急事態宣言下、県外への遠出はやめ、県内の山へ。今年2月、西山頂へ桃色線で登り下降した際、登山口の床ノ尾渓谷に惹かれ、遡行してみる。播但道:和田山ICで降り、国道9号から県道10号で峠越え。奥山集落手前、急カーブの広い路肩に駐車。すぐに渓谷入口。渓流沿い林道を進む。ピンクのウツギが瑞々しい。渓谷は最初のうち滑床で雰囲気が良いが次第に凡流化、細流化。伐採木も多く、風情を損なっている。遡行意欲低下、登山靴のまま進めないかと思うが中間点で初使用の沢靴に替える。前履いていたアクアステルスのゴム底と比べ、ビブラム底は滑りやすく安心できない。急な個所はあるが滝など危険個所なし。つまらない気分で進んでいたら思いがけずヤマシャクヤクと出会う。20年程前、九州の山で初めて出会った思い出の花。700m点手前で左へ進むと山頂に出れそうだが、右へ進み右上の尾根へ短時間で登る。一帯、新緑の疎林、雰囲気が良い。短時間の登りで暖傾斜になり、平坦な西山頂着。樹間から新緑の東床ノ尾山と対面。何度も通ったマイルドな疎林の尾根を安気に進む。東山頂南の821m点手前で谷筋への下降点を確認。暖傾斜で下降できそう。山頂手前で女性2人連れと会う。遮るもののない山頂から360度の展望。出石方面の見晴らしがよい。西へ延びる尾根伝いに下山できるがその南の谷筋を下ってみる。山頂から南西へ少し下った所が往路確認した所より下りやすそう。少し下降し振り返ると新緑がまぶしい。すぐにV字谷の細流になり、沢靴に替え、落ち葉でズブズブの細流中を下降。急な滑床になり、沢から離れ、急斜面を立木頼りに難儀しながら下降。沢下降は面白くない。道迷い時、谷へ下るのはダメという原則を痛感。しばらくして暖傾斜になるが凡流。下部は人工の階段状の植林帯になり、かつて人びとが暮らしていた痕跡が残る。ピンクテープと東山頂への道標まで現れるがコースがよく分からない。植林中をかなり進み林道に出る。滑床の渓流沿いに進み、奥山集落内を抜け、駐車点手前でなんじゃもんじゃの木のある神社に参拝。ここから前回難儀して取付いた尾根へ楽に登れそう。⇒トップページへ |