高見城山から下山後、本山へ。国道176号から県道77号へ。国道372号へ合流後、すぐに右の狭い旧街道へ入るが、通過、左手の喫茶店駐車場に駐車。幸い休業中。旧道に入ると、すぐに立派な旧家。重兵衛茶屋、街道を往来する大名などが泊まったとある。ここも駐車可能。他には旧道沿いの駐車は難しい。少し進むと、本山の案内板あり。戦国時代、この地を支配した波多野氏の居城跡。明智光秀の丹波攻めで1年間の籠城後、落城した歴史上の場所。すぐ後に春日神社、赤い南天が目を引く。趣の良い神社。道標に従い植林中、整備された丸太木階段の遊歩道をゆったり進む。静けさに心落ち着くが色々雑念も湧く。短時間で尾根端に登り、尾根通しに進む。次々に現れるテラス状地は城塞跡、いずれも西方からの敵に備えたとある。樹林の切れ間から篠山の田畑や街並みが広がる。確かに地の利を得ている。史蹟を確認しながら登り続け、本丸のあった山頂部着。趣が良い。高みに登ると、波多野秀治の表忠碑あり。ガイド本には好展望とあるが、樹林に遮られ、展望は乏しい。好天だけに残念。東南方へ下る。進路が不安だが、しばらく下り続けると、分岐道標あり。藤ノ木坂の方へ進む。人質になっていた光秀の母らが磔になったという場所を通過。作り話らしい。平坦な尾根道を下り続け、茶丸跡を過ぎた辺りで道が分岐。迷うが、丸太木遊歩道を進む。しばらく進むと、小渓流沿いになる。下り切ると、左手に寺らしきが見える。渓流を渡り、そちらへ進めば良かったが、道なりに下ると、進路がゲートで閉鎖。強引に押し開いて通過、じきに旧街道に出る。藤ノ木坂登山口の石柱あり。ガイド本では尾根伝いに弓月神社へ下るが、春日神社と弓月神社の中間辺りに出たよう。地元の男性に声を掛けられる。以前は見晴らしが良かったが樹が茂って見えなくなったとのこと。雰囲気の良い旧道沿い旧家が点在、写真を撮りながら進む。猪鍋が名物の篠山らしいマンホールの絵柄。程なく出発点着。本山だけでは物足りず、篠山観光と併せるとよい。篠山のすっきり、カラッとした空気が良く、有名な篠山マラソンにもいつか出てみたい。⇒トップページへ |