将 棊 頭 山 |
大展望の稜線からアルプス級の雪山の一端に触れる しょうぎがしらやま 2730m 長野県伊那市 |
2018年4月13日(金)晴 5:00桂小場→6:40馬返し→7:15大樽小屋→9:15分水嶺→9:55山頂→14:15桂小場 |
昨日、烏帽子ヶ岳から下山後、松川ICから中央道を北上、伊那ICで降り、カーナビに従い登山口の桂小場へ向かう。草花に彩られた美しい集落を抜け、渓流沿い舗装道を走り、無事登山口着。一帯雰囲気が良い。平坦地を求め、登山口から少し戻る。暗い中でインスタントの夕食を済ませ、20時就寝。車中泊にも慣れ、比較的眠れて3:30起床。簡単に朝食を済ませ、登山口前の広い駐車場着。アルプス級の雪山デビュー、無難なコースを探す。ガイド本に地元中学生の鍛錬登山コースでよく整備されているとある。好きな小説家新田次郎「聖職の碑」のあるコース、できれば記念碑を見たい。ちりめん坂の歩きやすい道を気分よく進む。自然林の中、暖傾斜の道が伸びる。快適に進み、支尾根上の馬返し着。ここまでは本当に馬で来れそう。この辺りから雪が現れる。固く締まって凍結している個所もあり、すべりやすい。大樽避難小屋までは難なく到着。ここに泊まれば駒ヶ岳まで行けそう。ここから傾斜が急になる。アイゼン着用。アイゼンの歯が沈まないほど雪面は締まっている。信大コースとの合流点に胸突き八丁の表示。文字通りの急傾斜が長く続く。根気よく登り続ける。尾根は明瞭、迷うおそれなく、ピンクテープもある。ようやく主尾根上に抜け出る。一気に大空間、大展望が開け思わず歎声!これぞ雪のアルプス!眼前の本山から駒ヶ岳へ伸びる優美な稜線を目で追う。時間さえあれば登れそうか。本山に対面する茶臼山の横に御嶽が浮かぶ。はやる気持ちとおじける気持ち半々で本山へ。暖傾斜だが固く締まった雪、滑落するとどこまでも落ちそう。ストックでは不安、ピッケルを持つが使いずらい。安全そうなコース取りで山頂着。駒ヶ岳の左に宝剣の鋭鋒。乗鞍岳から北アルプスの山並みを遠望。南アルプスも。時間を気にしながら「聖職の碑」を求めて大雪原へ下るが見当たらず引き返す。胸突き八丁、下りは楽だが、目標目指した登りと違い長く感じられる。馬返しからの下りも長い。途中の水場でアイゼンなどの汚れを落とし、ようやく駐車場に戻る。350km以上をノンストップで走り、神戸の自宅に19時着。⇒トップページへ |