皇 海 山 |
山域全体の自然の趣の良い日本100名山 すかいざん 2144m 栃木県日光市 |
2024年6月6日(木)晴→曇 1:50駐車場→2:50一の鳥居→4:00庚申山荘→5:15庚申山→6:40薬師岳A→7:50鋸山→9:15山頂→10:50鋸山→12:00六林班峠→14:40庚申山荘→17:00駐車場(地図) |
5月中旬、袈裟丸山と併せて登る予定だったが庚申山荘改修のため使用不可と分かり、一旦見送る。山荘再開を待つか長時間の歩きで日帰り強行するか迷うが多くの人が日帰りしており、梅雨入り前に実行することに。難峰の男鹿岳も併せて登ることに。天候不順な時期、毎日天気予報を確認、5日日間悪天のなさそうな期間を選んで出発。前日6:00自宅発、新東名、圏央道など高速を乗り継ぎ、北関東道:伊勢崎ICで降り、国道122号を北上。県道293号で15:00国民宿舎かじか荘着。かじか荘管理のキャンプ場バンガロー泊。5530円。4人用で程よい広さ。照明・コンセントあり。駐車場、トイレ、水場から近く便利。安眠できず1:00起床。軽食後、登山者用駐車場へ移動。当日一番の出発だったが早々に高齢男性2人に抜かれる。一の鳥居から整備された山道だが小橋で沢を渡る箇所で進路が急に変わるため、2度ほど進路ミス。庚申山荘直下で道の分岐を見落とし、山荘へ直行したため庚申山への道が分からず少しとまどう。庚申山へは予想より険しい急斜面を梯子や鎖、ロープを頼りに登る難路。庚申山頂の少し先で展望が開け、本山の屹立した姿に感動(写真)。蔵王岳Bまで小さな起伏の痩せ尾根が続くが難所はない。薬師岳から先、展望が開け、白根山(写真)、男体山など日光方面の山並みを展望。白いツツジはシロヤシオか。蔵王岳からこれから向かう難所、鋸山方面を展望(写真*左下に梯子が見える)。蔵王岳から鎖で岩壁を急下降。大勢の登山者の靴で岩角が磨かれ滑りやすい。梯子、鎖、ロープ頼りに必死で鋸山を登る。難所を1か所通過するたびに息が上がる。狭い鋸山頂から素晴らしい展望だが先を急ぐ。本山との鞍部までロープ頼りに急下降。石楠花、岩鏡など沿道を彩るが鑑賞のゆとりがない。ようやく鞍部に降り立ち、山頂への急登が続くが難所はない。ようやく登頂。立派な山頂表示に栃木100名山とあるが日本100名山の標記はない。樹林中、展望はないが樹林越し日光方面の山が一層大きく見える。下山中、次々に登って来る人と会い、帰路そのほとんどに追い抜かれる。鞍部から見上げる鋸山(写真)、鋸尾根(写真)が険しい。鋸山への登り返しが難儀だが下降時ほどではない。鋸山頂で写真を撮りたかったがガスが湧いてきて展望が得られず。鋸山頂から急下降後、危険個所のない山道。女山辺りから笹原の疎林の雰囲気が良い。六林班峠から山腹を巻くように笹原の中を進む。笹が刈り払われ、ヤブに難儀することはなく、道も明瞭。あらかたは歩きやすい道だが、10回位小谷の渓流を渡渉する際、やや難儀する個所がある。また、急斜面を横切るため気を抜けない箇所もある。道中、樹林や渓流の趣が良いが疲労困憊、気持ちにゆとりがない。ようやく庚申山荘着。一休み後、最後の下降。くたびれ切ってはいるが安気に進める。かじか荘泊の予約を取れたのも幸い。遅くならずにチェックイン。山奥の宿だが設備の良さに驚く。対応、温泉、料理いずれも良い。2食付12800円。一句「足掛かり探す岩場の岩鏡」⇒トップページへ |