白 滝 山

展望は得られないが、樹林と池沼、幽玄の趣のあるコース しらたきやま 1022m 兵庫県大津市

2012610日()曇 12:00汁谷→13:35山頂→14:45林道→15:20坊村駐車場

白滝谷遡行後、次の目的、汁谷〜長池〜本山の未踏コース探索。登山地図では点線のマイナーコース。登山口が
見つかるか案じていたが、白滝谷を汁谷まで登り詰め、注意していると、リフト乗り場手前に長池への道標発見。
小川を渡り、細い山道をたどる。自然林の中、雰囲気が良い。安心して進んでいると、小谷を見下ろす辺りで進路を
見失う。ブッシュはなく、どこでも歩ける。仕方なくブルーの林業用?テープを追うと、明瞭な小道に戻る。地理院地図
を見ると、送電線こ沿って道がある。現地では、斜面に黒いプラ階段がある。送電線鉄塔管理用の道のよう。道は、
尾根ではなく、山腹や谷を縫うように続く。地図、磁石に照らしても位置が分かりにくいが、所々で現れる鉄塔と、
上に見える送電線を手掛かりに位置を確認。以前、積雪期に本山から汁谷へ向かおうとして断念したが、積雪期に
本コースをたどることは困難かつ無意味。谷に下ったり登ったり、小さなアップダウンを繰り返す。展望は得られないが、
静けさと樹林の趣が良い。長池手前から湿地が現れる。薄くガスが立ち込め、幽玄の気配。長池は特に雰囲気が
あるが、団体のにぎやかな声が耳障り。池沼沿いに進み、道標に従い、オトワ池の方へ。この辺り、進路を
見失いやすい。オトワ池から山頂にかけ、自然林の趣が特に良い。山頂は樹林中、静か。伊藤新道を下る。
暖傾斜の山頂部を過ぎ、急斜面の下りが続く。余りジグを切らず、すべらないよう難渋しながらワサビ谷まで下り切る。
暗い小渓流の詰めにワサビ大滝がかかる。風情ある苔むした小渓流沿いに下り続け、林道に降り立つ。伊藤新道〜
本山〜夫婦滝コースが一般的だが、本コースもお勧め。⇒トップページ