昨日の山行疲れと気になる仕事があり、家でゆっくりしようかと迷うが、貴重な好天の週末、連日山行。気候温暖の予報、路面凍結のおそれもないと、かねて行きたかった未踏の関西百名山へ。昨2月、武奈ヶ嶽から見た冠雪の平長な尾根が印象的。あの尾根を歩いてみたい。国道367号を北上、楽観に反し、峠越えは緊張。寒気の厳しい朝はノーマルタイヤでは無理そう。南のろくろ山から縦走したく、倉見峠を過ぎ、林道入口を走行中の車中から探すが分からず。間もなく登山口大看板に従い、右の枝道へ。すぐに登山口駐車場着。トイレ、案内板など整備されている。先行車数台、ハイカー数人。春めいた陽気、薫風を受けながら、気持ちよく小川沿い林道を進む。15分で道標に従い、右のダートな林道へ。小渓流沿い緩やかに登り、「最後の水場」標示点で渡渉。この先やや進路が分かりにくい。植林の急斜面をジグザグに登る。短時間で支尾根上に出る。主尾根に出るまでやや急な傾斜が続くが、それほどきつくはない。意外と雪はなく、スノーシュー持参を後悔。中間点辺りからようやく雪。しまっており、足をとられることはないが、急斜面ですべりやすく、ストックが役立つ。趣の良い疎林中、踏み跡をたどりながら登り続ける。風神の表示を見て主尾根に出る。下方に長く尾根が延びるが踏み跡はない。広いドーム状の尾根が山頂へ延びる。眼前、重量感のある武奈ヶ嶽。こうして見ると、存在感あり。山頂の右手に覗くは三重嶽か。東側、低い山並みと平野が延びる。春霞でスッキリ見えないが、若狭湾まで見通せる。楽勝で山頂に出る。意外、男性が独り。先行の人たちはどこへ。南へ回り、ろくろ山から縦走するのか。山頂は、疎林中、展望がない。山頂手前の斜面で昼食。長い尾根を見通すが、人は見えない。ろくろ山からうまく下山できるか分からず、今回は縦走を見送り、往路を引き返す。積雪のピーク時にまた登ってみたい。長い暖傾斜の尾根は山スキー向き。変わった山名は、京都の三十三間堂建築の木材を本山から切り出したという言い伝えによる。⇒トップページへ |