武 奈 ヶ 嶽
やや平板、単調だが、アプローチが容易な好展望の山 ぶながたけ 865m 滋賀県高島市
2013年2月28日(木)快晴 9:55近江角川バス停→10:05角川登山口→12:50山頂→14:50バス停
冬タイヤのないマイカーで行けないため、電車・バス利用で行ける雪山を探し、本山発見。比良の最高峰と同名。
近江今津と小浜を結ぶJRバスが1時間1本あり、湖西線直通新快速と接続。仕事が気になるが、快晴の予報、
今日まで発売の関西ワンディパス利用。久しぶりに通勤電車に乗る。一番端の車両に乗り、大阪から座れる。
すっかり春めいた天気、車窓から雪はほとんど見えない。バスが山間に入ると、さすがに積雪が目立つ。バス停から
角川集落へ。集落内の枝道へ左折、大石灯籠脇の坂を上ると、登山口道標あり。すぐ上の神社への参道を登る。
すでにスノーシューが必要な状態。社殿の縁に座り、装着。裏の急斜面を登る。平日のマイナーな山なのに、先行者
のスノーシュー跡を追う。少し残念だがどんな人か。しばらく急登が続く。切り立った崖上をトラバース。往路、登り斜面
の急さに気を取られていたが、下山時、下を見てゾッ。雪山で急斜面のトラバースは禁物。しばらく暖傾斜になるが、
740m三角点まで急登が続く。面白みの乏しい雑林中、あえぎあえぎ登る。新しいスノーシューには急登時かかとを
高くする金具が付いている。三角点の高みから本山のドームを見通せる。すぐ隣の高みへ登り返し、鞍部へ急斜面を
下る。この辺り進路が分かりにくい。登り返すと、山頂へ長い尾根の登りが続く。本山紹介の「湖北の雪山50」には、
山スキーコースとある。地図から予想するより傾斜があり、スキーの腕が必要。積雪のせいか、視界を遮る樹木が
少なく、雪原のドームに蒼天、雪山ならではの開放感、高度感!山頂手前で降りて来る年配者とすれ違う。
好天を喜び合う。山頂部は細長い平坦地。厚い雪に覆われ、遮るもののない展望。雪庇の尾根越し三重嶽。
健脚は本山と結び周回するよう。その左、名峰:三十三間山から優美な尾根が延びる。山間の平野の先に
見えるは琵琶湖?否、三方五湖!もやっているが、スッキリ見える日は展望がさらに素晴らしそう。伊吹や湖北の山々
が薄く見通せる。反対側に見通せる山並みのシルエットは比良山系。最高点、武奈ヶ岳を確認。山頂表示は雪に
埋もれて見当たらず。展望に満足、往路を急ぎ足で引き返す。神社上で往路を外れ、溝状地を進むと、堰堤のある
小谷に出て、少し難渋して下山。先行者が荷造り中。バス待ち中、先行者と少し話す。大阪の人、ここら辺りの山に
昔から登ってきたようなベテラン風。良さそうな雪山を教えてもらう。⇒トップページへ