三 本 杭
豊かな自然林、花々、滑床渓谷と魅力満載の山 さんぼんぐい 1226m 愛媛県宇和島市
200452日()曇 6:30万年橋登山口御祝山山頂熊のコル奥千畳12:30登山口 
前日、篠山下山後、宇和島泊。広島から宇和島1泊で2山を無理なく登ることができる。どちらも広島の山にはない独特の魅力とスケールの大きさがあり、遠路訪ねる値打ちが十分にある。観光地の滑床渓谷まで道路は整備されており、宇和島から快走、1時間弱で着く。登山道、道標とも整備されている。どのガイドブックも本コースを紹介、本山の魅力を満喫できるお薦めの周回コース。御祝山まで新緑の山肌や草木を眺めながらやや急な登りが続く。御祝山からの縦走路はスケールの大きな自然林の中、緩やかな登りで大変趣があり、魅入られて歩みを忘れてしまう。ちょうどシャクナゲの開花に恵まれ、稜線を彩るピンクが美しい。ヤブツバキも盛りで濃い赤を濃い緑の中に散らしている。馬酔木の木が多いが、山頂が見えてくるあたりの馬酔木の群生は、これまで見たことのない様相で山の斜面を彩っている。遮るもののない高原状の山頂から、曇天で展望がきかないが西方の山並み越しに宇和海が見える。滑床渓谷までの下りも自然林の中、趣がある。下り切ると、スケールの大きな渓谷美が次々に展開、自然の圧倒的な魅力に酔わされる。登山口まで渓谷沿いの平坦な道だが疲れて予想より距離が長く、まだかまだかと思いながら進む。疲れ切ってきたころ、ハイライトの雪輪ノ滝に着く。新緑をバックにきれいな波形で滑床をすべる滝に大勢の観光客と一緒に見とれる。沢山の写真を撮り、ガイドブックより1時間余計にかかる。トップページ