霊 仙 山
独特のカルスト台地の景観と大展望が魅力の山 りょうぜんざん 1098m 滋賀県多賀町
2024414日()晴 8:10駐車点→8:15今畑登山口→9:45近江展望台→11:10山頂→13:00汗フキ峠→13:30駐車点(地図
好天に惹かれて遠出山行。若い頃から3回ほど登っている本山を16年ぶりに訪ねる。名神:彦根ICで降り、国道306号から県道17号へ。河内風穴までは1.5車線の良い道。その先道が狭くなるが舗装道。今畑から落合にかけ予想以上に駐車が多く、駐車場所探しにやや手間取る。落合の廃屋前の空地に駐車。登山口から道中、道標、道が整備されている。登山口から急斜面をジグザグに登る。標高700m辺りで暖傾斜となり、石灰岩の多いカルスト地形の疎林帯の特徴的な景観に感嘆。他の山では見ない景観、印象に残りそうだが記憶が全くない。標高750m辺りから近江展望台まで急登続き。岩ゴロゴロの急斜面を休まず淡々と登り続ける。振り返ると、南面の山並みが展開、高度感がある。予想以上にハイカーが多い。近江展望台から一転、緩やかな起伏のカルスト台地(写真)。岩稜の陰に福寿草が群生(写真)。これほどの群生を見るのは初めて。新年の季語で、1、2月ころ咲くイメージだが本山ではまだ当分見れそう。山頂までは暖傾斜の楽な登り(写真)。標高最高点の少し北西に三角点山頂。遮るもののない360度の展望だが春霞で鈴鹿の山並みや伊吹山はシルエット。前回山上に残雪があったがほとんどない。山頂部には白花が点在(写真)。経塚山から下山路へ。山上は禿山状で自在に歩けるため、複数の踏み跡があり、進路にやや戸惑うがよく踏まれている道へ。積雪期、踏み跡がないと進路判断が難しそう。小池が複数あり(写真)。標高900mから大洞谷へ下り切るまで急下降。滑りやすく、ロープ頼りに注意しながら下る。リンドウのような小花が咲いている(写真)。下り切ると、沢沿い楽な道になるが渡渉が2度あり、靴先を濡らす。丸太の橋を渡り、程なく堰堤を見て林道になる。林道終点まで車で来れそう。短時間で駐車点へ戻る。早く下山できたら少し南の鍋尻山に登るつもりだったが無理はやめ、井戸神社大カツラへ寄る(写真)。近くまで車道が通じているが状態が不安で県道から歩き往復1時間ほどかかる。巨樹の写真集にも載っているがやや期待外れ。ここから向山へ登れそうなのでそのついでに見ればよいか。一句「廃村にハイカー集い菫咲く」⇒トップページ