霊仙山

関西全域、晴天の予報。ここ数日で急速に春めいた陽気、路面凍結のおそれもなくなり、久しぶりに車で遠出。
伊吹山と並んで人気の本山へ。若いころ、バス利用で醒井養鱒場側から登った山。今畑廃村から西南尾根を登る。
自宅6:00発。名神高速：彦根ＩＣで降り、国道306号から県道17号へ。落石の心配な狭い道をウネウネ走る。
残雪期の未踏コース、緊張気味に訪れるが、廃村の路肩に10台位駐車！気が抜ける。人気の山か。
道路沿いに登山口道標あり、すぐに山道の登りが始まる。急斜面をジグザグに登る。雪はほとんど消えている。
途中、無造作にブナ林が現れる！登り切ると、眼前、鋭角の山が屹立。休憩中の男女にあれが山頂かと聞かれるが
近江展望台か予想以上の急傾斜。趣の良い疎林の中、暖傾斜をのんびり進む。笹峠の辺りで道が右下へ下る。
おかしいと思い、広い尾根に戻る。明瞭な道も道標もなく、一番迷いやすい個所。テープが所々あり。
踏み跡の進路を見つけ、展望台への急斜面を直登。２本のストックで体を持ち上げながら、コツコツ登る。
低潅木がわずかにあるだけの禿山、背後に広大な展望が開け、素晴らしい高度感！眼前どっしりした台形は、
鈴鹿の最高峰：御池岳か。残雪の樹林帯を俯瞰。登り切ると展望台。本山への長い稜線を見通せ、気持ち晴れやか！
稜線には雪が残っているが締まっており、スノーシューの出番なし。暖傾斜の尾根を気持ちよく進む。
比良の御殿山から武奈ヶ岳への稜線漫遊も素晴らしいが、この西南尾根も素晴らしく、終始展望あり。
進むにつれ、最高点山頂から三角点山頂までのびやかな空間の広がり！楽勝で広い最高点に立つ。
北方、伊吹山が鎮座。雪原を横切り、三角点山頂へ。もやってスッキリと見えないが、琵琶湖越し
湖北や比良の山々を遠望。両山頂とも結構な人の数。この分だと、経塚山を経て汗フキ峠へ迷わず下れそう。
しばらく開けた暖傾斜の雪道を下り、雪が消えると、急斜面のドロドロ道をジグザグに下る。雪解け道は不快だが、
一面のブナ林、雰囲気がとても良い。どんどん下り切ると汗フキ峠。道標に従い、雪解けの激しい渓流沿いに下る。
しばらく斜面の歩きにくい道だが、広い平坦な林道となり、落合の廃村に出、短時間で登山口へ戻る。
雪深い時季の西南尾根歩きは素晴らしそう。天気が良ければ、尾根を見通せ、迷うおそれも少ない。
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