雪山の魅力満載の日本300名山 にんぎょうざん 1726m 富山県南砺市
201354日()晴 5:10登山口→7:25宮屋敷→8:20三ヶ辻山分岐→8:55山頂→10:10三ヶ辻山頂下→11:10宮屋敷→12:40登山口
北陸の300名山全登頂を目指す。前日、鷲ヶ岳下山後、渋滞の東海北陸道を北上、夕刻、五箇山着。国民宿舎前、合掌造の古民家:羽馬家前を通過、間もなく、登山道標に従い左折、川沿い林道を進む。道標に従い、左へ急角度に曲がり、ダート道を登り続ける。ネット情報では4月下旬、林道は不通とあったが幸い開通。荒廃した山荘前を通過、登山口着。駐車場、登山口標柱、東屋など整備されている。夕食を済ますと夜9時前、満天の星の下、静寂の中、車中泊。4時起床。朝食後、明るくなった中、出発。フキノトウが多い。植林中、すぐに残雪になる。終始、尾根伝い、迷う不安なく進める。植林帯を抜け、しばらく夏道が現れる。清楚なイワウチワが沿道を彩る。1時間ほどでブナ林帯になる。開放感のある雪原、朝日に雪面がキラキラ。一番乗り、先行者の足跡がなく、気分良い。熊らしき足跡を初めて見る。迫力あり。広い雪面を登り続けると右手に本山が見える。程なくテラス状の宮屋敷着。白木の鳥居あり。白山の開祖:泰澄大師の建てた社跡。すぐ上の尾根上に出ると、三ヶ辻山が眼前。本山より高く、三角点もある。主尾根へ向かい高原状の尾根を気持ちよく進む。主尾根の直下、ドーム状の急登、恐怖感を圧し、着実に登る。程なく暖傾斜になり、本山と三ヶ辻山を結ぶ稜線上に出る。眼前、白山を始め周辺の山々を一望。山名案内板で山名を確認。気持ち弾ませ山頂目指す。冠雪の稜線は三角、鹿の足跡を追いながら慎重にコース取り。中間の難所を過ぎると、山頂までなだらかな雪原。広い山頂着。360度の素晴らしい大展望。倒れて雪に埋もれた山頂表示板を起し山頂確認。雪の稜線越し、笈ヶ岳〜大笠山。金沢市街、日本海まで遠望。雪のない低山は、金沢時代に登った山々か。展望を満喫、対面の三ヶ辻山へ。稜線上、雪面に亀裂が走り、深く踏み抜く。雪面が不安定、慎重に進む。雪上に出たヤブに難渋。急斜面を何とかこなし、山頂を目指すが、直下の急斜面で危険を感じ登頂断念。登ってくる人と主尾根から下る急斜面上ですれ違う。若い二人連れ。宮屋敷で休憩、安全地まで戻り、満足感にひたる。単独の年配者2人とすれ違う。浮かれ気分で雪面を快調に下る。広い雪面の下り、尾根筋をはずさないよう注意。下山後、ストック2本、宮屋敷に忘れてきたことに気づき、愕然。明日の雪山に登れるか思案。入浴に寄った国民宿舎土産物売り場で本山登頂記念の金剛杖発見!何とか代用できそう。古民家、流刑小屋を見て、野伏ヶ岳登山口へ。⇒トップページ