関西100名山、神戸から遠い南紀の山が残ってしまう。2011年退職後、暇なうちに行く予定が、大水害が南紀を襲う。思い立って、昨年から登頂を目指す。今年4月、中ノ谷遡行後、楽に登頂するはずが、尾根を逆行、道迷い、散々な目に遭う。残るは本山のみ。再度、中ノ谷遡行後、登頂する予定。国道169号、309号、42号とひた走り、自宅から5時間で登山口着。時間が遅く、沢遡行はやめる。登山コースは3本ある。当初、名渓:立間戸谷を巻き登る下和気コースを考えたが、道が不明瞭で遭難が時々あり危険。浅里コースも土砂崩れで危険。桐原コースだけが無難。桐原集落から林道に入り、舗装道をウネウネ走る。路面に落石や木枝が散乱しているが走行に支障はない。桐原登山口は中ノ谷、地蔵谷、尾根の3か所あり。最短で登降でき、道も分かりやすいのは地蔵谷から。登山口道標、案内板、広い駐車場あり。関西全域晴天の予報なのに曇天、時々小雨。鉄梯子を登り、いきなりダートな急登。尾根まで強引に直登する感じ。短時間で尾根に出ると、道標あり、普通の山道になる。展望のない樹林中を淡々と登り、わずか1時間で登頂。総じて地味な変哲ない山だが山頂掲示物はにぎやか。小雨、遠望はきかないが熊野灘の海岸線が見える。西南尾根を下る。しばらく林道を進む。小道標があるが尾根コースへの分岐とは分かりにくい。林道から別れ山道へ。下り続け、登り返した小ピークがヤケ山。浅里コースとの分岐。少し下って登り返し、北東へ下った鞍部に下山口道標あり。小谷沿いに下るが進路が分かりにくい。ブッシュ化しており、余り利用されていないコースか。往路往復が無難か。林道へ降り立ち、25分の林道歩きで出発点へ戻る。下山途中に石を積み上げた七十五人塚を見たが、案内板に、平家の落人が本山中に隠れ暮らしていたが、追っ手に討ち取られ、弔った塚とある。その武者の名前から本山は「蔵光山」ともいう。短時間で登降、印象薄く物足りない。明日、十津川の果無谷遡行。そちらへ移動がてら熊野本宮大社へ。さすがに立派。外国人観光客も多い。河原の大駐車場で車中泊中、本降りの雨になる。増水が心配。立派な熊野本宮館の駐車場へ移動。寝付けず。⇒トップページへ |