中 ノ 谷 |
美滝と長い滑滝が魅力だが土石と倒木で荒れており残念 906m 三重県紀宝町 |
2017年4月30日(日)快晴 6:50猪渡谷入渓→7:35相野谷川合流→9:00中ノ谷橋→10:2030m滝→11:35出渓→12:40878m点 →14:00舗装道終点→15:10猪渡谷橋 |
昨日、烏帽子山から下山後、テント泊。4時起床。露に濡れたテントの撤収が面倒。カローラフィルダーの車中泊は窮屈、もっと車中泊向きの車にすれば良かった。朝食後、入渓点へ移動。県道35号で桐原へ。林道をウネウネ上る。狭いが舗装道。猪渡谷橋先の広い路肩に駐車。すぐに入渓。猪渡谷は美渓ではなく、地図にある道で相野谷川へ出る方が良い。相野谷川は広く穏やか。堰堤を越えると、緑の美しい淵を持つ一ノ滝に出る。右側の踏み跡をたどり、二ノ滝を見る。少し先で三ノ滝、四ノ滝と続く。いずれも美滝。よく遡行されているようで、巻道にはテープ、難所にはロープ、梯子があるが細心の注意、緊張を強いられる。中ノ谷橋に出るまでが長い。橋下通過後、程なくハイライトの落打滝。テープを慎重に確認しながら巻道を探る。進路の幅は広く、梯子まであるが緊張。次の7m滝も併せて巻く。急斜面を木枝、根っ子頼りに無事下降。この先、難所はない。大岩ゴロゴロの伏流水帯を通過。水害や伐採のためか土石や倒木が堆積、渓相を壊している。風情のない渓相が続き、二俣で進路に迷う。右に垂直30mの水量の乏しい滝。遡行図の美滝?左は普通の沢。巻道を示す目印がないが滝を巻く。意外と難なく巻け、容易に下降。しばらく凡流を経て、長い滑滝が続くようになり、進路は正解、安心。土石や倒木が滑滝を寸断。滑滝帯を過ぎると、急に水流がなくなり、伐採木で埋められたガレ場。登山靴に履き替え、短時間で楽に尾根に出る。進路に迷い、より高そうな右の高みを目指す。進めど子ノ泊山頂に出ない。戻る進路が分からず。小ピーク上の朽ちた道標に桐原とある。その方向へ尾根をどんどん下る。携帯電話で家内へ窮状を伝える。幸い歩きやすい疎林帯。所々テープもある。北東へ下っており、正しい進路ではと誤解。相当下ってから違うことに気づく。幸い舗装道終点に出、桐原の道標あり、現在地判明。子ノ泊山から北西〜北東へ長く伸びる尾根を下っている。長い林道歩きを経て、ようやく駐車点へ戻る。約2時間のロス。沢登りでは出渓後の位置が定かでないことは普通、これまでも似た状態に陥ったが大事には至らず。反省点は、遡行、下山路の範囲の地図しかなく、広い範囲の地図を持たなかったこと、持参の紙テープを使用しなかったこと。⇒トップページへ |