好天の3連休だが、泊りがけ山行する元気が湧かず、惹かれていた那岐山の沢へ。「岡山の山百選」付録に詳細な説明あり。那岐山南面の蛇渕沢3本の沢中、最も楽しいとあるB沢を遡上後、難所のない右股(水色)を下降する予定。中国道:美作ICから県道51号を快走、国道53号に合流後、道標に従い山麓への道へ。美しい田園風景が続く。山の駅でトイレ借用。登山者用駐車場が複数あるが最初の所に停める。ほぼ満車。本格的な沢登り支度のグループあり、意外。身支度後、車道を少し歩き、菩提寺方向へ急カーブする地点から入渓。暗いが渓相は良い。水量が多い。すぐに堰堤が現れ、渓流沿いの道を進む。沢へ戻り、程なく蛇淵滝。落水がほとばしり、ダイナミック。階段状の岩場、ひるむ気持ちを抑え、濡れるのを覚悟で取り付く。無事登り切るが、水しぶきをあび、濡れねずみ。しばらく進むと、二俣出合。B沢入口は狭いミニゴルジュに数mの直瀑。広く進みやすい左股側から土壁を這い登る。登山道沿いに進み、沢へ戻る。渓相は悪くないが暗くジメジメした感じ。二俣から1時間後滝が現れる。左から小さく巻けそうだが足元が不安、踏み跡をたどり大巻き。黒滝と思いきや30分後にまた滝。これが黒滝か。美瀑とあるがそうは見えない。これも踏み跡をたどり、左から大巻き。後半、倒木など多く、荒れた渓相、凡流化、ダレてくる。流れも細くなり、思いがけず林道に出る。地図にない立派な林道。標高950m付近。遡行意欲を失くし、登山靴に替える。進路に迷うが、林道を東へ下り、登山道Bコースに合流。遡行疲れでボツボツ登る。道はジグザグ、急登でなく助かる。数組のハイカーと遇う。本山は見上げる先だが、根気よく登り、無事登頂。ハイカー数人。見晴らしが良いがもやっている。隣の三角点山頂へ。避難小屋手前から蛇渕沢右股へ下降する元気はなく、山頂からCコースを下山。山頂から滝山方向の山並みに惹かれ、前回は滝山まで往復。下山路は広く整備されているが石ゴロゴロで歩きにくい。樹林の趣が良いのが救い。ポツポツと下り、林道、車道を経て駐車場へ戻る。B沢は期待外れだったが、今度は左股(紺色)・右股(水色)コースを遡行してみたい。⇒トップページへ
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