週末曇天の予報から天気好転。13年前、広島から訪ね、天気に恵まれず、心残りだった岡山の名峰へ。中国道:美作ICで降り、県道51号から国道53号へ。道中、霧が立ち込め、展望を得られるか。道標に従い順調に登山口着。登山者用駐車場が3か所整備され、一番上の駐車場着。先行車数台。自宅から2時間強、意外と近い。すぐ先の蛇淵の滝へ。渓流が蛇のようにうねっている。苔むした渋い小渓谷。暖傾斜、単調かもしれないが趣が良く、遡行意欲が湧く。今回は滝山まで縦走するので、Bコースを登る。左に渓流を見下ろしながら谷筋を登り、後半は支尾根を巻き登る。上方に本山の大ドーム、風格あり。雪解けの路面は濡れて、雪解け水が流れている。1時間半で主尾根に出る。急に雪面になる。スパッツ着用。20分で登頂。雪面は山頂下まで。遮るものなく360度の展望。幸いガスは晴れたが春霞でスッキリ見えない。東方、後山方面か。北に見える残雪の山は大山か。南面、日本原高原が広がる。尾根上、低灌木しかないなだらかな笹原、素晴らしい開放感!先に見える高みが三角点ピーク。B・Cコース周回のハイカーの多い山頂部から滝山へ。緩やかな起伏の尾根歩き。休憩舎から見る本山が優美。汗ばむ陽気に春風が心地よい。三角点山頂から1時間20分で滝山着。山頂標柱と展望台あり。若者が一人。ここまで足を延ばす人は少なく、静かな尾根歩きが良い。滝神社側へ下山したいが、下山後、駐車場へ戻る足がなく、往路を戻る。滝山往復はお勧め。Cコースは、Bコースと比べ暖傾斜の明るい尾根、快適に下る。かなり下った所で、時間が早かったので、名木ノ城跡まで足を延ばす。急傾斜の狭い尾根に階段状の砦。この尾根を乗り越え、渓流を渡り、往路のBコースから下山。全般によく整備され、安心して歩ける山。⇒トップページへ |