南 谷 |
流木が多く風情のない小沢だが下山路の趣の良さが救い 865m 滋賀県高島市 |
2014年7月21日(月)曇×晴 8:40ダム前→10:00最初の6m滝→12:3015m滝→13:15出渓→13:55武奈ヶ嶽山頂→鹿が原往復→14:40山頂→16:25国道→16:40ダム前 |
ようやく梅雨が明け、関西全域、好天の予報。沢登りへの熱気が冷め、普通の山歩きをしたい気分だが行きたい山がない。結局、先週末、雨天で見送った本谷へ。惹かれる沢ではないが、武奈ヶ嶽(比良の武奈ヶ岳とは別)山頂へ抜け出る点に惹かれる。積雪期に登った本山は印象的、無雪期の様子を見たい。名神:京都東ICで降り、国道367号を北上、国道303号を西進、「杉山寮」看板を目印に同寮への道へ。同寮右側の狭い道を進むと、ダム前の空地着。沢用の足ごしらえ後、ダム右手の土手を登る。階段もある。容易に乗り越え、河原へ降りる。土砂が堆積、風情がない。しばらく河原を歩き、流れ沿い茂みの中を進み、適当に入渓。しばらく進んでようやく沢らしくなる。小段差は多いが、小滝もなく、1時間以上進んでようやく6m滝。ガイド本では左から巻くが右から巻く。次の5m滝は右の草付の壁に取付くが、木枝がなく、掴んだ草の束は心もとない。あきらめ、木枝のある左から大巻く。ブッシュと下降に難渋。気も乗らず、帰りたい気分。崖を木枝頼りに何とか下降。思いがけず小滝に手こずる。ほどなくガイド本に懸垂下降が必要とある10m滝。本流の右に支流が2本の三俣。支流の2段15m滝は登れそうだが気持ちが臆してやめる。右の草付の壁を巻くが、易しそうで難しい。下段の滝上に出、10m滝は右から巻く。早く下降するにはロープが必要だが、急斜面をトラバース、無難に下降できる。その後も小段差がひっきりなしに現れる。断続的に流木が堆積、風情を損ない、進行を妨げる。滑滝がないのが珍しい。次の10m滝は右から容易に巻いて下降したら元の地点、ガックリ。巻き直す。沢の傾斜が急で狭くなり、登り進むと最大の15m滝、唯一様子の良い滝。右から無難に巻く。後は特に難所も見所もない。傾斜が緩やかになり、詰めやすい。沢が小さく枝分かれするが、水量の多い沢をたどる。水流のなくなってきた辺りで出渓、右斜面を登る。ガイド本の説明と違い、ブッシュは少ない。急斜面を直上せず、右へ進み、ヤブを抜けると登山道に出る。高島トレイルの道標あり。少し登り進むと、山頂着。正面に三重嶽、左に平長な三十三間山。展望が良いとある杉山コース道標に惹かれ、鹿ヶ原へ下る。展望が開けるがもやっている。進路不明瞭で引き返す。高島トレイルは道も明瞭で、道標の黄リボンテープが続き、迷わず進める。展望、自然林の趣が良く、沢の趣のなさを十分に補ってくれる。終盤、溝状の峠道に出る。右へ進み、谷筋を下ると、国道に出る。短時間で駐車点へ戻る。ハイキングの場合は、杉山コースと高島トレイルの周回が良さそう。⇒トップページへ |