経ヶ峰

霊山から下山後、名阪国道：上柘植ICへ戻り、向井ICで降りる。今年3月、錫杖ヶ岳へ登った際に走った林道へ。
ICを降りて進路に迷うが、林道入口に錫杖ヶ岳への道標あり。狭くカーブの多い林道の峠を越え、錫杖湖に出る。
名残の紅葉がきれい。行楽客も多い。湖畔を少し走り、本山への道標に従い、右折、林道へ。走りやすい舗装道。
程なく未舗装の林道との分岐着。本山への小道標あり。車で更に進めるが路面がドロドロ。広い路肩に駐車。
林道工事中、24年3月まで通行止めの掲示。ままよと未舗装の林道を渓流沿いに進む。途中、北笠岳への道標あり。
本山の北西、嘉領の頭の北、767mピーク。本山から尾根伝いに縦走できるようだ。林道分岐に小道標あり、迷わず
登山口着。道標の指す方、渓流の上に堰堤。堰堤前で渡渉、右の山腹に取付くのが正解だが、行止まりと早とちり。
林道下の渓流を渡り、渓流沿いに進む。道はなく、強引に進み、上方、工事中の林道まで這い登る。重機や車、
休憩中の人が見える。進路を失いとまどう。前方の尾根へ登りたいが、林道の法面工事中で取り付けない。沢へ降り、
踏み跡をたどるが途絶える。急斜面を強引に登り切る。幸いテープと踏み跡あり。リタイヤせず、何とか山道に出る。
尾根上、南進、短時間で山頂への尾根に出る。鹿除けネット越し北面の展望が開ける。暖傾斜を進み、広場のある
避難小屋着。雰囲気の良い休憩ポイント。短時間の登りで禿げた突起の山頂着。360度の素晴らしい展望！
曇天から遠目のきく晴天に好転。傍の男性が富士山が見えると言う。かすかに見えるような。方位板にも富士山あり。
眼前、特徴的なギザギザ稜線の錫杖ヶ岳。霊山は平長、特徴に乏しい。発電風車の林立する青山高原、
その広大な台地を確認。鈴鹿の山並み、伊勢湾を展望。眼下、日差しに晩秋の樹海の輝き。強い寒風に
吹きさらされ、ゆっくり展望を味わえず。山上、案内板やトイレ、展望台が整備されている。ハイカーも多い。東方、
津市側からのコースが一般的で整備されているよう。本コースは林道工事終了まで勧められない。嘉領の頭経由で
周回したかったが、無難に往路を引き返す。工事中の林道法面の端へ強引に下る。作業員に迷い込んだのかと
聞かれ、苦笑。道のないところを強引に登山口へ戻ったので、堰堤前から尾根へ登る道の様子は不明。馴染みの
薄い山域だが、三重では名峰のよう。帰路、錫杖湖から東進、県道10号から名阪国道：関ICへ。⇒トップページへ