霊 山

信仰の道をたどり、好展望の自然林の山頂へ れいざん 765m 三重県伊賀市

2011124日()曇 8:05霊山寺駐車場→9:00山頂→10:55駐車場          

行き先に迷った末、「関西日帰り山歩きベスト100」未踏峰中、遠くて見送ってきた山へ。初めて高速で大阪市内を
横断、西名阪道から名阪国道へ。無料の高速、車が多く、走りにくい。上柘植ICで降り、霊山寺への道標に導かれ、
スムーズに大駐車場着。自宅から2時間、意外と早い。元々、山上に大伽藍を構えた名刹。トイレや休憩舎あり。
朝の清冽な冷気の中、境内の静けさ。摩耗した素朴な石仏が多数並ぶ。山道沿いにも石仏が点在、信仰の
道らしい雰囲気が濃い。道標に従い、本殿右側から山道へ。整備された道をジグザグに登り、山頂尾根に出る。
山頂一帯、イヌツゲ、アセビの灌木林、雰囲気が良い。灌木林のトンネルを抜け、短時間ですり鉢状の山頂に出る。
古い石塔や仏像を安置した石室あり。景観に配慮した電波塔あり。外周部に立つと、北面の展望が大きく開ける。
好天の予報、展望が良いとある本山を選んだのに、山上、雨雲。小雨交じりの風に吹きさらされる。視界もガスに
閉ざされがち。ガスの晴れるのを待ち切れず、下山路へ。周回したく、往路と並行する林道へ。間違って田代池へ下る
道を進み、引き返す。山上へ戻ると、ガスが晴れている。眼下、緑の樹林と紅葉が織りなす美。この山域、
未踏の山々(笹ヶ岳、飯道山など)を遠望。電波塔の脇から芭蕉公園への道標に従い舗装道を下る。分岐を見落とし、
かなり下ってから引き返す。大きな建物脇から延びる道へ。分岐で間違え、引き返す。地図にある電波塔下に出て
安心したら、行止まり!周辺、道の痕跡はない。地図にある道があるとは限らないことを痛感。ちなみに、ガイド本
紹介の往路は、地理院地図にはない。三度、山上へ戻ると、グループがおり、すぐに去る。家族連れも登ってくる。
地元ではよく登られる山のよう。山上で1時間のロス。往路を短時間で下る。山頂を経て南北に走る東海自然歩道は
舗装道、単調そう。本山行から霊山寺は外せない。芭蕉生誕の地、芭蕉公園に寄れず残念。⇒トップページ