コースミスでリタイヤ、スケールの大きな美渓 こうたこがわほんたに 奈良県川上村
 2015822)曇×小雨 9:00林道終点→9:45入渓→12:30引き返す→13:30出渓→13:55林道終点
以前、天竜ノ滝前から入渓、ブナ又出合まで遡行、雨になり撤退した本谷へ再挑戦。先週の伊坪谷と同じ林道を緊張の面持ちで進む。途中、小型ブルドーザーが作業中、道を譲ってくれる。後少しで林道終点、大型ブルドーザーが作業中。広い路肩のある所まで狭い林道をバック。グッタリ、時間ロス。林道終点は作業の車両で一杯。土曜日は要注意。阿古滝道を汗だくで登る。分岐を右へ。ブナ又出合への小道標あり。崩落地を慎重に通過、緩やかに下り、出合着。雰囲気が良く、キャンプ向き。正面、大岩脇から小滝の細流、茶屋谷入口。これを見送り、左の谷へ。大岩を乗り越えながら進むと、風情の良い多古滝。淵の右の岩壁をへつる。細いロープに助けられクリア。滝の右の岩場を楽に直登。少し進むと、中央に突き出た岩場に左右に振り分けられた双竜ノ滝。バックに大迫力の直瀑!洞門ノ滝43m。右の急な土壁を登り、滝の上へ緩やかに下る。眼前、洞門ノ滝、圧倒的な迫力。これを巻けるのか。とりあえず、滝の落下点へ。倒木を渡り、滝壺前の岩場に取り付く。巻けそうな道筋が見える。滝壺を見下ろす。岩場を登り切り、雑草に覆われた土壁を登ると、踏み跡あり。進路の幅は広く、心理的な圧迫感はあるが楽に巻ける。詰めは急斜面を根っ子頼りに登り切ると、すぐに滝の落ち口に出る。軽食休憩後、大岩を乗り越え、幸次郎窟入口を見る。穏やか、濡れる覚悟があれば進めそうに見えるが。幸次郎窟を巻くため、右の急な斜面を登る。登り切ると、眼前、岩壁が立つ。少し右へ回り込み岩壁に木枝頼りに取り付くのが正解のようだが(ネットなどで調べたところ、岩壁に登らず、岩壁前をきわどく進むよう。踏み跡も見当たらず、そこを進む気になれず。)岩壁裏の歩きやすい方へ直進。詰め登った所で進路不明。戻るように樹林の斜面を進み、断崖上に出るが垂直に切れ落ち、とても下降できない。あきらめて引き返す。最初の岩壁取り付き点へ戻るが、無理はやめ、前進をあきらめ慎重に引き返す。万全を期し、シュリンゲ、30mロープを持参したが使用せず。巻道から見る洞門ノ滝が絵になる。2度目のチャレンジもリタイヤだが滝を鑑賞でき満足か。⇒トップページ