伊 坪 谷
 出だし、下山路に難があり、倒木が多いのが残念な秀渓 いつぼだに 奈良県川上村
2015816)曇×小雨 8:20駐車点→8:55入渓→11:2020m滝→13:00二俣→13:45出渓→15:15架線場→16:55駐車点
夏山行で自信回復、沢へ向かう元気が湧く。無難そうな沢を求め、「大峰の沢」(ナカニシヤ)紹介の本沢へ。国道169号を南下、上多古の地名表示板を見て右折、川沿い細い道を進む。上谷への分岐を過ぎて程なく、本谷入口の赤い橋入口に駐車。勝負塚山への手製道標もある。橋を渡り、取水施設まで作業道を進む。道がなくなり進路に迷うが直進。少し先に鉄橋あり、入渓。何となく浮かぬ気分。身支度中からヒル発見。少し進むと、小堰堤。水量が多く、深い。岩壁に埋設された鉄棒に助けられ、何とかクリア。気を取り直し遡行開始。全体に大岩に埋め尽くされ、岩間滝が連続。気を抜けず、安気に進める個所がない。心身がなまっている上、大岩の乗り越えに難渋。入渓後1時間で右手、垂直の壁から細流が落ちる。8m程の美滝や傾斜のある滑滝が連続。巻くのはいずれも比較的容易。最大の20m滝も左手から難なく巻ける。来訪者が多いのか踏み跡ができている。位置が分からず不安ながら進んでいると右に特徴的な幅広の6mすだれ滝が現れ、二俣と分かる。滝上、作業道が横切り、安心。優美な滝だが、伐採木が台無しにしている。二俣の手前辺り、特に伐採木が沢を埋め、残念。13:30まで遡行、戻ることに。渓相が穏やかになり、大岩も少なくなり、終盤の趣は良さそうで残念。二俣まで戻り、沢靴を脱ぐとヒル。出血が止まらない。軽登山靴で作業道を下る。崩落地を通過、ワイヤーを巻く機械がある。道はさらに伸びており、進んでみる。道があやしくなり、大ガレ場に出る。前方に崩壊した橋らしいものが見え、道があることを期待。難渋してガレ場の急斜面を横切り、そこまで行くが、小滝があり、確認を断念。機械のある場所まで戻る。難渋しながら急斜面を下降、沢中を戻ることにし、沢靴に履き替える。無事帰還を念じつつ、慎重に沢下降。右手植林帯にある黄テープの方へ行くと、作業道発見!進むと、支沢で分断されたり崩落地があったり、道があやしくなる。ザレた植林の急斜面で道がなくなり、沢へ下ると取水施設前に出る。施設前の階段上の木の幹に赤ペンキで矢印あり。道がなく、このザレた斜面を登り、作業道に出るのは難しい。駐車点に戻ると河原遊びする人たちがおり、車数台駐車。駐車時には要注意。⇒トップページ