吉 祥 寺 谷
沢登りの醍醐味、スリルはないが、沢遊歩できる美渓 きちじょうじだに 滋賀県大津市
2013年7月27日(土)曇×晴 7:30駐車点→8:05入渓→11:00出渓→12:40富川道入口
「日帰り沢登り」(ナカニシヤ)で以前から惹かれていた沢。易しそうで見送っていたが、明日は仕事、無難な本沢へ。
京滋バイパス:石山ICで降り、新免の集落へ。林道入口の狭い道の路肩に駐車。付近に停めやすい路肩がない。
林道入口の柵を開いて進む。林道の路肩にも駐車可。短時間で東海自然歩道道標あり。自然歩道を進まず、
踏み跡を直進、すぐ沢に出る。渡渉すると道が続くが、気づかず、身支度して沢に入る。眼前の小堰堤を越えるとき
左岸の道に気づく。人家から遠くないのに清流の趣の良い沢。全体に光沢のある固い花崗岩、すべりやすい。
少し進むと、一番印象に残った滝。難なく乗り越え、ゴーロ帯を進む。期待感で進んでいたら大堰堤!
本谷最大の欠点、断続的に現れる堰堤。ガイド本には、ダムの上、美しい砂地の桃源郷とあるが、変哲ない砂地。
しばらく進むと、渓谷美に戻る点が救い。しばらく穏やかな渓谷美に感心しつつ安気に進む。岩間から奔流、
一見難しそうだが、岩間に入り、難なく通過。断続的に現れる滑滝も美しい。ミニゴルジュも数か所通過。
気分よく進んでいると、大堰堤!その先で6m滝、花崗岩の光沢が印象的。難なく直登。堰堤越えが面倒だが、
滝の高巻きの苦労はない。山頂へ登り詰める沢ではなく、総じて安気な水平移動。流れが細くなり、変哲なくなり、
ダレてきたころ、また渓流美が現れ、最後まで渓谷美が保たれている。ゴールも堰堤。明治時代の石積み小堰堤
なのが救い。これ以上堰堤が作られず、一帯が開発されず、この素晴らしい渓谷美が保存されることを祈念。
細流しかない砂地を奥へ進み、テープに誘導されて踏み跡をたどり、舗装された林道に出る。林道を緩やかに下り、
天神川沿いの車道に出る。沿道に車が駐車、家族連れがきれいな渓流で水遊び。次の目的:笹間ヶ岳を目指し、
車道を進む。御仏河原への近道らしきがあるが、しばらく進み富川道入口着。道崩落につき通行止めの掲示、どの
場所のことか分からず、構わず進む。⇒トップページへ