すべて初心者向けにお膳立てされたような秀渓 851m 三重県四日市市
2015104)晴 8:20宮妻峡駐車場→9:05入渓→10:15黒い滝→11:30出渓→12:45鎌ヶ岳山頂→13:30カズラ谷道下山口→14:40駐車場
9月連休の山行疲れも取れ、好天の予報に、近場で気の張らない山行先を探すが惹かれる行先がなく、前回の矢原川に続き、鈴鹿の無難そうな沢へ。鈴鹿ICで降り、国道306号を北上、宮妻峡の道標に従い県道44号を西進。道が狭くなるが良い道。ヒュッテを左下に見て通過、道路沿いの駐車場に停める。下に大駐車場、無料。車道をしばらく歩き、橋を渡ると、カズラ谷道道標、駐車場あり。沢沿い山道を進む。2度目の渡渉点の先に堰堤、左の枝谷に15m直瀑。堰堤先の河原を進み、次の堰堤を右から越える。沢靴に替え入渓。雑然とした出だし後、狭いゴルジュに小滝が連続。心身ともなまってシャキッとせず、戸惑いもたつきながらクリア。小規模な谷だが雰囲気は明るく、緊迫感なく進める。最初の10m滝は無難に大巻き。入渓者が多いよう、踏み跡をたどれる。中間点で黒岩の8m滝、逃げずに直登。三俣手前で珍しい滝。岩の陰にトユ状の細流。美渓という程ではないが、雰囲気や樹林の趣は良い。適度に変化とメリハリがあり、程よく楽しめる。三俣はすぐに分かる。右は特徴的な広い岩壁に水流。左は涸沢。中央の狭い岩壁の中へ。正面、15m滝下部。一見難しそうだが、滝の飛沫をあびながら滝の落下点前を通過、滝身の左を小さく巻き登れそう。無理せず左から大巻く。踏み跡をたどり、無理なく滝の落ち口に出る。程なく最後の二俣。右俣は急な岩場のガレ地。登山靴に替え、進みやすい左俣を詰め登り、短時間でカズラ谷道に出る。しばらく進み、道標のある主尾根に出る。岳峠向かうと、鎌ヶ岳脇の岩塔の迫力。岳峠から見上げる鎌ヶ岳、予想に反し、岩塔との間の広いルンゼを無難に登り、山頂への尾根道を登ると、あっけなく山頂に登り出る。陽が陰って薄暗いが、遠目のきく素晴らしい展望。雲母岳越し四日市平野。険しい鎌尾根、岩壁と紅葉、満足。カズラ谷道へ戻り下山。快速で下山できる歩きやすい道。1時間で出発点へ戻る。⇒トップページ