金 糞 岳

楽観に反しコースミスとアプローチの長さで到達断念 かなくそだけ 1317m 滋賀県木之本町

2013316日()晴×曇 9:10八草トンネル入口→11:15八草峠→13:10999m点16:05トンネル入口

気になる仕事が多々あるが休日出勤する気にならず、週末好天の予報に思い切って車中泊で雪山へ。雪の多い山
目指し、5年前訪ねた本山へ。前回の南からのコースが一般的だが北から向かう。机上プランでは、こちらの方が
安直と楽観。6:30発、北陸道:木之本ICで降り、国道303号を快走、順調に八草トンネル入口着。広い路肩に駐車。
トンネル開通前の旧国道から八草峠を目指す。旧道入口はコンクリートブロックで閉鎖、路面は雪で覆われている。
気分良く出発。安気に旧道を進む。地図との照合をきちんとしなかった上、地図にない分岐があり、しばらく進んだ所
で進路を間違えたと、引き返す。分岐の方へ進むが未舗装になり、混乱。結局、元の進路が正解。相当の時間ロス。
複雑に屈曲する旧道をショートカットしようと、小山を越えるがブッシュに難渋。峠着まで2時間、ガックリ、グッタリ。
天気も下り気味。峠から長く平坦な尾根が延びる。尾根の左右に林道が延びているが、深く考えず尾根に取付く。
ブッシュにはばまれ、まずいかと思うが、そのまま尾根上を進む。雪が深くなり、歩きやすくはなるが時間ロス。
尾根の東側の林道を進み、途中から尾根に乗るのが正解。緩やかな起伏の雪原の尾根を進む。周辺の山並みや
本山方向の展望が開けるが、曇天下、気持ちのゆとりなく先を急ぐ。本山〜白倉岳の主尾根へ向かう登り続きの
長い尾根を見て、時間的に無理と判断。オブジェのような枯れ木を見納めに未練なく引き返す。気も楽になり、
景色や樹林の趣を味わいながらスノーハイクとしては悪くない。コースミスがなくても、健脚で相当の時間を
掛けないと本山到達は難しい。帰途も旧道をショートカットしようと山に入るが、ブッシュ、急傾斜に難渋。
往路からよく見えていた墓谷山と横山岳、それぞれ存在感あり。墓谷山は「杉野富士」に相応しい秀麗さ。
今日の失敗で車中泊の決心もつき、明日この2山へ向かうことに。下山後、地図で調べ須賀谷温泉まで10キロ以上
走るが、団体で満員と入浴を断られる。食堂で卵丼を食べ気を取り直し、広い駐車場とトイレのある横山岳登山口へ。
車中泊の準備中、すぐ横にある立派な避難小屋に気づき、入ってみる。地元の人たちの管理が行き届き、広く清潔。
立派な寝床を確保できたが、暗闇の中、不気味。小さな物音にもビクビク、それでもいつしか眠る。⇒トップページ