金 糞 岳

行き先に迷うが、全国的に快晴の予報、思い切って以前から魅かれていた本山へ。6:00発、名神高速をひた走り、
長浜ICで降り、カーナビ任せで高山キャンプ場へ。ここまでは平地で道も良い。林道が2本、右上へ伸びるのが
小朝ノ頭下まで行ける整備された舗装道。左下へ伸びる古い林道へ進む。じき車1台がやっと通れる悪路となる。
路肩がなくUターンも駐車もできない。車をこすらないか脱輪しないかとヒヤヒヤ。途中、駐車中の軽四トラックと遭う。
ハイカー2人。右上の道を進んだが、残雪があり、引き返したとのこと。路肩を探しながら、結局、登山口の追分着。
数台分の空地あり。東俣本流と中津尾根2コースの分岐道標あり。雪解け水が激しく流れる川を細い鉄橋で渡ると
登山道。所々道標あり。右側、植林、左側、自然林の道を淡々と登る。途中、車道を横切る。
樹林越し白倉岳から伸びる長い尾根が見える。これを下れば周回可能だが時間を要しそう。再び車道を横切る。
ここまでは展望のない趣の乏しい、歩きにくい溝状の道。雪のない時季は、ここまで車で登るのが正解。駐車場あり。
この先、展望が開け、樹林の趣きも良くなる。雪も深くなる。締まっているが時々足をとられる。
登るにつれ、南側、ドーム状の伊吹山、霊仙山が姿を見せる。小朝ノ頭から、正面どっしりと本山と白倉岳。
一旦下り、しばらくは緩やかな起伏。軽食後、腹を据えて登りにかかる。雪の斜面、青空をバックにブナの疎林。
山並みの上に純白の白山、優美な女王!遠くの白い山は、木曾の御岳。先行者の足跡をたどる。
やや怖い雪の急斜面を登り切ると、広い平坦な山頂に出る。360度の大展望!正面、冠雪の鋭鋒は三周ヶ岳か。
眼前、横山岳。ボンヤリと琵琶湖越し、湖北の山並み。先着者、高齢の男女3人連れ。少し迷うが白倉岳へ向う。
スキーで滑走したいような広い雪面をスノーシューで下る。雪の急斜面を登り返す。ひるむ気持ちを圧してよじ登る。
その先、なだらかな稜線だが、片側は雪庇、片側は急斜面、慎重にコース取りして進む。広い平坦な山頂着。
雪面に出た山頂標示で分かる。こちらも展望抜群。引き返すと、先のハイカー2人と再会。地元長浜の人。
これほど展望が良いことはまれとのこと。山々の名を教えてもらう。林道を走り抜け、車を調べると、左前角に擦り傷。
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加賀の白山、木曾の御岳まで展望できるダイナミックな名山 かなくそだけ 1317m 滋賀県東浅井郡浅井町

2008322日()快晴 8:50追分登山口→10:00林道合流点→12:00山頂→12:35白倉岳→15:30登山口