カクレグラ(水谷岳) |
長い尾根歩きと長い下山路を結ぶ大周回コース 990m 滋賀県東近江市 |
2018年10月21日(日)快晴 7:50駐車点→8:50主尾根上747m点→9:45山頂→11:30タイジョウ→12:50杉峠→13:15雨乞岳山頂→13:50杉峠→16:05駐車点 |
予報通りの快晴。3連続で出向いた御池岳にまだ惹かれるが、鈴鹿の未踏コースへ。登山地図を見ていると永源寺ダム湖南東、黒尾山〜本山を結ぶ大周回コースに惹かれるが日帰りは無理そう。本山〜タイジョウ〜杉峠〜千種街道の周回コースへ。国道421号から県道189号へ。甲津畑の集落を抜け、渋川沿い林道を進む。走りやすい舗装道。前方空中に送電線を確認、少し手前の路肩に駐車。登山地図には破線の道があるが踏み跡はない。登山口らしきもなく、植林中を抜け、河原に出る。堰堤のすぐ上。浅瀬を渡るが靴内に少し浸水。目の前の急斜面に取り付く。幸い超急傾斜ではなく、ヤブもなく、それ程難渋せず自在に登れる。40分で鉄塔に出る。傾斜が緩くなり、もう一つ鉄塔を見て、747m点に出る。阿ノ瀬山への分岐道標はない。ここから主尾根上の縦走。踏み跡はないがテープが点々と続き、地理院地図と磁石で確認しながら余り迷うことなく進める。樹林越し、前方に本山を見上げる。順調に登頂。平坦地に三角点と小表示あり。雰囲気は良く、銚子ヶ口方向の展望が開ける。縦走路上、樹林の雰囲気が良いが、距離が長く、単調でややダレる。962m点で崩れ落ちそうな岩壁上の樹林が印象的。タイジョウの前後、痩せ尾根が続くが危険に感じるほどではない。動物の立てる音に鹿かと見ると、5m程先を小ぶりの熊が逃げて行く。自然な出合いだったので平静。タイジョウで初めて急峻な岩場に直面。苔むした岩々が頭上覆いかぶさる。木枝頼りによじ登る。登り切ると、一転穏やかな様相の平坦地。進路に迷うがテープ発見。前方に見える雨乞岳も方位の手掛かり。一帯の雰囲気が良くなり、イブネへの分岐辺りから踏み跡が現れる。眼前、陽射しに輝く雨乞岳山腹を見ながら休憩。展望を満喫したく雨乞岳往復。取付きの急斜面をこなすと、笹原。笹藪を漕ぎ分けて登頂。ハイカー数人。意外と狭い山頂。展望は良く、鎌ヶ岳の姿が良い。東雨乞岳越し御在所岳。復路、縦走した尾根を見晴らす。イブネ辺りの雰囲気も良さそう。訪ねたい。杉峠からフジキリ谷沿い下降。石ゴロゴロで歩きにくいが渓流や樹林の趣は良い。予想より急で険しい下降が続く。次第に暖傾斜の歩きやすい道になる。滋賀と三重を結ぶ由緒ある街道、所々に名所案内板あり。蓮如上人や織田信長も通った道。巨木も目を惹く。下に見える渓谷の趣も良い。未舗装の林道から狭い舗装道になり、広い道に出て程なく出発点に戻る。尾根歩きも長かったが下山路も長かった。⇒トップページへ |