地 蔵 谷
 終始趣の良い静穏な沢 じぞうだに 1304m 三重県松阪市
 2020829日()晴→曇 8:35駐車点→9:35入渓→10:25二俣→11:20出渓→12:15赤ゾレ山→13:40木梶山14:30駐車点地図
猛暑続きだが山行意欲は衰えず、5年前訪ねて良かった木梶山方面の谷と山へ。久しぶりに大阪市街を抜けるが車が多く、事故が怖い。南阪奈道から国道166号へ。高見トンネルを抜けてすぐに右折、旧道へ。最初の分岐で左へ急カーブ。高見峠への分岐を過ぎ、未舗装道をしばらく走ると林道ゲート前着。展望台と駐車場あり。前回ここから歩いたが、ゲートを開き、林道奥まで車を走らせる。ダートで狭く、カーブが多い。小橋で川を渡ってすぐ左の空地に駐車(さらに1キロ程車で進める)。10分程歩き、本谷入口付近で踏み跡をたどり、沢へ下降。前回ここから木原谷を遡行。谷入口に釜を持つ滝がある。右側斜面から巻こうとしたが、イバラのヤブに難渋、降点も見えず戻る。左斜面から大巻く。仕事道に出て、無事沢に下降。汗だく、気持ちも萎える。沢靴に履き替え、遡行開始。左側の樹林の趣が大変良い。ヤブのない疎林、登ってみたくなる。樹林とマッチし渓相も良い。ゴルジュも滝も現れない終始穏やかな沢。危険な遡行ができなくなった今の自分にはこんな沢が最適。ゆったりした気分で進む。入渓後程なく左に支流、赤ゾレ山へ直登する沢。入渓1時間後、二俣。右は地蔵谷頭へ向かう。左へ南進。水流が少なくなり、両岸へ登るのも容易だが詰めてみる。水流が消え、土の急斜面を這い登ると、趣の良い疎林の尾根に出る。眼前の高みに登ると赤ゾレ山(A)。展望の開けたドーム状の気持ち良い山頂。北東へ尾根伝いに下降でき(ピンク線)、誘導テープがあるが、木梶山(B)まで縦走してみる。南東へ下ると、鞍部に雰囲気の良い小池あり。登り返し、馬駈ヶ辻。この一帯雰囲気が良い。尾根上ヤブはなく、気持ちよく歩ける。道は不明瞭で道標も少ないので地図と磁石は必要。緩やかな起伏をこなし、1316m点東の高みで北へ進路を転じる。木梶山への道標あり。誘導テープもある。少し下ると展望が開け、高見山の後に曽爾高原の山々。登り返すと木梶山。山頂手前の樹林の趣が良い(写真)。立派な三角点があるが樹林中、展望はない。誘導テープを追って北西へ伸びる尾根を下降。暖傾斜の突端から左の急斜面をジグザグに下降、程なく林道に降り立つ。登山口道標あり。滑床の渓流を見下ろしながら林道を進み、10分強で駐車点へ戻る。⇒トップページ