木 梶 山
 沢も尾根も趣の良い和やかな山域 きかじやま 1230m 三重県松阪市
201596)晴×曇 8:20林道入口→9:40入渓→11:50出渓→13:15山頂→14:35入渓→15:20出渓→15:40林道入口
体力、気力が衰え、安気に遡行できる沢をネットで探し、台髙北部の木原谷へ。国道166号の国見トンネルを抜けてすぐ右折、旧道へ。最初の分岐を急角度で左折、道なりに進む。左に三滝周遊口を見てしばらくで林道入口の展望所着。駐車場、案内板、ベンチあり。眼前、キワラ滝。ゲートを開いて車で進めるが歩く。整備された林道、車で進め、途中での駐車も可。鳴滝を見下ろす辺りから木梶川が眼下に。迫力あり趣も良さそう。小橋で渓流を渡ると、林道は荒れ、車はここまで。穏やかな滑床の渓相を見ながら地蔵谷出合着。林道は本流沿い、15m滝辺りまで続く。身支度中、ハイカーA氏と挨拶。赤ゾレ山〜本山縦走とのこと。地蔵谷入口を見て、本流を進む。滑滝・滑床が続き、安気な沢歩き。渡渉し、尾根に取り付くA氏とすぐに再会。気分よく進み、木梶谷と木原谷の分岐着。右の木原谷は伐採木一杯!木梶谷の方が風情ある渓相。迷うが木原谷へ。難渋の倒木帯を抜けると、2段15m滝。左の急斜面を少し難渋しながら巻く。少し先で二俣。ネットで良いとあった右俣へ。穏やかな渓相が続く。終盤の分岐、ガレ場を詰め登るのが面倒、右の踏み跡らしきをたどり、急斜面をあえぎ登る。マムシと遭う。ブッシュはなく、疎林の趣が良い。短時間で尾根道に出る。左へ進み、高みに登ると馬駈ヶ辻の表示。国見山〜明神平の連なりを見る。広い尾根を東進。どこでも自由に歩け、道は不明瞭。一帯自然林の趣が良い。休憩中のA氏と再会。進路を北へ転じる地点に石柱、テープ、小道標あり。明瞭な尾根を進むと、北面の山並みの展望が開ける。鋭鋒は高見山か。難なく疎林中の山頂着。休憩後、テープのある北西の尾根へ下ろうとすると、A氏到着。北へ伸びる尾根を下ると、林道歩きが短くなると聞く。不安ながらそちらへ。すぐに進路を間違え、後続のA氏に誘導される。次の難しい分岐までA氏と同行。進路を北西に変える地点で、ゆっくり行くというA氏に先行。磁石を見ながら慎重に下ったが急斜面を降ると、小滝の落ち口上。主尾根左の枝尾根の谷に降りている。A氏がこちらから登る人もいると言っていたので、このまま沢下り。左に見える優美な滝を撮ろうと、カメラがない!苦労して登り返し、無事回収。焦る気持ちを落ち着かせ、沢靴に履き替える。この無名沢の風情が良く、結果的にはこのコースで良かった。難所もなく、無事木梶川に出る。渡渉、林道を登り、往路へ戻る。林道歩きが往路の半分で済む。この山域の沢も尾根もマイルド、道はなくてもどこでも歩ける感じ。地図と磁石を持って自由な山歩きを楽しめる風情ある山域。⇒トップページ