好天の週末、テント泊で沢登りしたいが、明日休日出勤。日帰り山行。神童子谷・犬取谷へ行きたいが、良い下山路がない。洞川へ下山、タクシーで駐車点へ戻りたいが、天川村にタクシー1台、来てくれる保証がない。モジキ谷遡行の下山路:クロモジ尾を下るのは、車道歩きが長い。本山、バリゴヤの頭から下降できないかネットで調べる。犬取り尾〜稲村ヶ岳〜バリゴヤの頭〜狼尾の周回記録あり、挑戦してみる。南阪奈道から国道309号を南下。大川口の小橋前で神童子谷林道へ直進。舗装道だが土石や木枝が散乱、陥没箇所あり、終点までの中間点に駐車。林道終点まで歩き、対岸の目標の尾根を見ながら引き返す。少し戻ると、良い下降路あり、広河原に出る。沢靴を持参したが、浅瀬を飛び石伝いに渡渉。どこから取り付こうかとウロウロ。おじける気持ちをおして適当な所からよじ登る。急斜面だがブッシュはなく、適当に登り続ける。下山時に備え紙テープを木に巻きつけながら進む。植林帯を抜けると、痩せ尾根の急登が続く。踏み跡らしきがあり、通る人がいる様子。序盤、小ピークで行き詰まる。これまでかと帰りたくなるが、右手にピークが見え、そちらへ。以降、登りは、総じて痩せ尾根、迷うおそれは少ない。紙テープを巻きながらゆっくり登るため、進行が遅く、地理院地図1203mピークになかなか達しない。次々にピークが出てくるので、ピークははっきりと分からない。岩場に行く手をはばまれる個所が幾つかあるが、踏み跡が巻くように斜面にあり、それ程難渋せず進める。途中、樹林の切れ間から本山とバリゴヤの頭。マイナーなピークだが、眼前にすると威風あり。中間部でブナの疎林帯に出る。展望の開けた急斜面から行者還岳、大普賢岳を望む。紅葉の盛り、普通の登山コースであれば紅葉の山を鑑賞できたのに。再び痩せ尾根になり、切り立った個所の通過に難渋するが、前進を断念する程ではない。笹薮が刈り払われ、ブッシュは少ないが、笹薮とシャクナゲ帯の通過に難渋する個所あり。いよいよ本山が真近に迫るが、登頂にはあと1時間はかかりそう。午後2時過ぎ、明るいうちに下山するため、登頂を断念、山頂からの下山路確認ができず残念。いずれ、テント泊のリュックを背負っては困難。結局、紙テープ3本使用。帰路、テープに助けられ、往路を無事引き返す。テープがあっても数か所で迷ったので、目印なしに本コースを降ることは難しい。⇒トップページへ |