行者の山らしい傾斜のきつい鋭角の山 ぎょうじゃさん 787m 兵庫県宍粟市一宮町
2008年10月19日(日)快晴 12:15五合目登山口→13:15山頂→14:20登山口
高峰から下山後、国道429号、県道6号を南下。何度も行き来した道だが、登山口石柱に気付かず。
意識していると、すぐに気付く大石柱。そこにも駐車できるが、石柱脇から山側へ細い坂道を登ると、
未舗装の林道になる。短時間で登山口標柱のある5合目に着く。ダートな林道なので、石柱から歩いてもよい。
山仕事の人たちが車座で盛り上がっている。軽トラックを移動させ、駐車場所を作ってくれた上、缶ビールをくれる。
伐採されたばかりの倒木をまたぎ、太子堂前を左へ。よく手入れされた植林帯の中、急斜面をジグを切って登る。
黙々登り、7合目から山腹をトラバースするように長く斜め上に登る。中程度の傾斜。斜面に大量の石がゴロゴロ、
独特の雰囲気。山頂稜線に向って再び急登、ジグを切るので、それ程苦しくはない。一頑張りで稜線に出る。
片側、植林だが趣の良い稜線。山頂へ向って最後の急登、巨岩の脇、ロープを使ってよじ登る。
本山の鋭角を実感できる。巨岩もあり、いかにも行者の山。狭い山頂に50名山標柱と削られた三角点。
こんなに痛んだ三角点は初めて。人のせいだと悲しい。さらに進むと、北側の展望の開けた尾根の突端に出る。
こちらの方が山頂らしく、山頂標示もある。一宮の町並み越し、藤無山が優美。丸太のベンチに腰掛、休憩。
気分の良い見晴らし。ネット情報では、反対側の西峰から北西の尾根を下る周回コースが紹介されている。
西峰へ足を延ばすが、テープも踏み跡もなく、植林帯を地図、磁石頼りに全くの自力で下山するしかなく、あきらめ、
往路を引き返す。急登だった分、下りは楽。短時間で下山。道標、登山道ともよく整備されている山。⇒トップページへ