久しぶりの連休、行きたい雪山があるが車でないと不便。冬場は車での遠出を自重、電車でとなると比良山になる。
コースを思案、3年前の冬、悪天にはばまれ登頂できず撤退した本山へ再挑戦。堅田駅発8:45のバス乗車。
学生で満員だが降車時は自分ひとり。親切な運転手さん、登山道入口で停めてくれる。林道を10分登り、登山口着。
谷沿い、植林中を急登。雪が締まっており、アイゼン装着。アラキ峠からも急登が続く。暖傾斜になり、登り切ると
一気に展望が開ける。権現山頂からホッケ山、小女郎峠を経て山頂まで明るく開けた尾根の緩やかなうねり。
眼下に琵琶湖の展望が開け、比良ならではの景観。ホッケ山からゆったりしたドーム状の本山を見通す。
雪面が締まっており、スノーシューなしで快調に進む。前回、小女郎峠から凍結した斜面を登る気力が湧かず、
深雪の谷筋をもがくように下山したが、今日は楽勝で進む。峠から取り付きの登りは風にさらされるが、登り切ると
雪原の広がり、凍結した山上の世界。山頂めざし広い緩斜面を登る。登り切ると、スキー場のにぎわい。
山頂休憩所は雪に埋もれ利用できない。堂満山、武奈ヶ岳を一望、気持ち晴れやか。ゲレンデの端を
打見山へ向かう。ゴンドラ山頂駅手前で道標に従い夏道へ進んだのが失敗。雪が深くなり、スノーシュー着用。
山頂下を巻くように進むが、急傾斜の雪面、危険を感じ、アイゼンに履き替え、急斜面を必死で登り、駅に戻る。
展望台から琵琶湖対岸を展望。アルプス山荘前から東へ下るところ、下る尾根が分からない。ゲレンデ沿い
北へ下ってしまう。木戸峠の道標を見て、進路ミスに気付く。さらに失敗。テープに頼り、夏道を進んでしまう。
木戸峠〜クロトノハゲの山腹の巻道は、無雪期でも悪所あり。積雪期に2度ほど通過したが、いずれも踏み跡あり。
今回は踏み跡のない深雪の急斜面のトラバース。すべり落ちそうな恐怖、必死で前進。急傾斜の小渓流上、
雪の高く積もった細い丸太橋を渡る。古いテープが頼り。ゴンドラでの下山も考え始めたころ、人の踏み跡が現れる。
記憶にある岩や石仏が現れ、下山路発見!雪山など道のない山の登りは、尾根をたどり登り続ければ登頂できるが、
下山のコース取りの難しさを改めて痛感。キタダカ道は積雪期でもよく歩かれており、夏道跡が明瞭、ドンドン下る。
明るいうちに電車に乗れたが、事故で新快速が不通。超満員の普通で帰宅が遅くなる。地図を再吟味、踏み跡が
ない状態で、打見山からキタダカ道へ入ることは難しいことを確認。⇒トップページへ
快調に登るが下山路を見いだせず、雪山での未熟さを痛感 ほうらいさん 1174m 滋賀県大津市
2012年2月17日(金)曇×晴 9:30花折峠道入口→10:20アラキ峠→10:55権現山→11:55小女郎峠→12:25山頂
→13:50木戸峠→14:30クロトノハゲ→16:10JR志賀駅